どんよりひんやりとした秋の木曜日。最近学習者の数が増えている。今日もイギリス、フランス、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、イラン、オランダ、インド、アメリカ、韓国、イタリア、エクアドールからの19名。私がトピック担当。前回に続いて日本語の表記について話す。ひらがな、カタカナ、ローマ字は音を表し、漢字は意味を表す。漢字仮名交じり文「私は日本人です。ニュージーランドから来ました」を読ませ、どんな時にそれぞれの文字を使うかをみんなで考える。日本人は小学校では1026、中学校で 1110 、合計2136の漢字を学ぶ。だから、これだけ学べば新聞が読めるからがんばろうと締めくくった。
いつものFさん、先週のAさん、先々週のGさんにJさんが加わった4人で会話を始める。Aさんに自己紹介をしてもらい、Jさんにインタビュー。Fさんに自己紹介、Gさんにインタビューをしてもらうという方法で4人のことを知り合えるようにした。それぞれベトナム、イタリア、中国、フィリピンと国が異なることから出身地の位置情報も聞きあった。4人の共通の悩みは日本語の会話が上手くならないこと。たくさん聞くこと、読んで語彙を増やすことを勧める。今日はそれぞれに日本文化の好きなところ、嫌いなところについて話してもらう。Gさんが好きなのは日本の伝統文化だという。祭、五山の送り火までは出たものの、後が続かない。歌舞伎、能、お茶、お花、踊りなどの単語を与えて思い出してもらう。Fさんは神社やお寺ということで日本の宗教、神道、仏教、キリスト教などにふれるが、ここでも単語が思い出せない。やはり日常的に使ってない言葉は難しいようだ。Aさんは「特に好きなところも嫌いなところもない」そうだ。Jさんは日本の果物だけ。嫌いなところはゴミの出し方が難しい、家具付きのアパートや家がない、何でも見た目を気にしすぎる、包装が過剰、プラスチックやジャンクのチラシが多すぎる、車を止めるときのマナーが良くない、乗り物の中でも行儀が悪いなどがでる。会話の途中、「〜にする・〜くする」「気にする・気にしない」の使い方を練習。Aさんが「僕の日本語より妻のイタリア語の方が上手です」と言いたかったことから、来週は比較の仕方を勉強しようということになった。また来週も来てくれますように。
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