2024年3月23日土曜日

3/21/24

 寒い寒い朝。RさんとIさんが頑張って出てきました。

 Iさんは今週京都国立博物館に行って来ました。京都に来て二度目の訪問です。平安時代の仏像がたくさんあります。中国関係の物が多いからすべて勉強です。今年、古代中国ネットという本が出版されますが、英語から中国語にIさんが翻訳しました。ロシアの研究者の出版物ですが、著者はロシアとアメリカで博士号をとりました。六ヶ国語話せるそうです。英語のタイトルは「The Imperial Network in Ancient China 」で、去年出版されるはずでした。古代地図が入っているので、どこまでが中国の国土か審査が必要でした。

 Rさんは論文の第六章に入りました。相変わらず毎日論文の執筆に忙しいです。

先週「いけず」という言葉が出てきたので、今日は京都新聞地域プラスから「京都人のいけず、印象悪い?」という記事を読みました。

・「裏表がある」 「本音と建て前」とは何か。

・「そもそも」 の意味は?どのように使うか。

・辞書に書かれていない「いけず」の意味をどのように説明できるか。

・「角を立てない」とは? 

・ 懐柔、韜晦(とうかい)とは?

・京都人の印象は最近どのように変わってきたか。記事に取り上げられている女性はなぜ変わってきたと言っているか。

・いけずステッカー を作った人はステッカーをどのように考えてほしいと言っているか。

・いけずステッカーに登場しているモデルの女性はどのように思っているか。

・一方、記事にとりあげられている女性は どんな弊害も考えられると言っているか。

・プラスイメージになるとはどういうことか。

今日使った言葉:裏表、憤る、本音と建前、 そもそも、それとなく、角を立てず、腹黒い、懐柔、韜晦(とうかい)、流布、一目置く、懸念、これぞ、ゆがませる、おとしめる、煮こごり、一端、実害、心地良い、いじり、くさす、ムキに、スタンス、ほほ笑む

気を付けましょう:京都弁

思わはる (思われる)

おへんですんまへん (なくてすみません)

しょーもない (とるにたらない)

いれんな (いれるな)

迷惑やねん (迷惑なんです)

理解できんでしょ (理解できないでしょ)

呼びましょか (呼びましょうか)

どしたん? (どうしたんですか)

いけずどすえー (いけずですよ)

怖いどすえー  (こわいですよ)

  R さん、Iさんによると中国でも似たようなことがあるそうです。特に、上海では上海人と外地人との間で、北京でも城区、特に真ん中の二区の中南海などでも同じです。ここでいう「海」は海ではなく湖という意味で、北京にはそばに水がないので地区に海をつけるとか。後はステレオタイプ的な見方もされます。Rさんの出身地 山東省は女性の地位が低いと評判です。女性は公務員とか教師等の仕事が主で、女性の地位がとても低いです。だから山東省の女性は「地位が低いねえ」と言われます。

 文中に出てきた懐柔、韜晦(とうかい)というむずかしい言葉は中国語の韬光养晦(とうようこうかい)からきていると教えて貰いました。私にとってもとても勉強になります!

                        「中級の日本語」

 寒い〜と開口一番。Aさんが入ってきました。前の日に大相撲の大阪場所を観に行ったので、今日は相撲の話をいっぱいしてもらいました。

 昨日は たける富士がかって素晴らしい相撲を取りました。たける富士は相撲を始めた時から今まで昇進(しょうしん)が一番早い力士です。相撲の歴史の中で。まだ幕内の下17番です。でも、今のところ全勝しています。11連勝。大の里が2番目です。ふたりともまげをしていません。大の里も大相撲を始めてから今まで時間があまりたっていません。だから髪がまだのびていません。横綱は今場所が始まってから四日目に休場。かれは糖尿病です。他にもたくさん健康上の問題があります。

(Q:今の力士は太りすぎじゃないですか?)昔は痩せていました。80年代では千代の富士や寺尾という筋肉質(きんにくしつ)の新しい体格(たいかく)の力士が出てきました。今は半分半分でしょう。大の里は背が高くて大きくみえますが、筋肉質です。大関の貴景勝はせがたかくて体の幅(はば)があります。健康じゃないから、試合の後でいつも息苦しくなります。試合が短いときでも息がが苦しくなっています。

(Q: 昔、ハワイの力士が来た頃から力士が体重をつけるようになったのですか?)小錦は太っていましたね。でも、豊昇龍も筋肉質です。霧島 も。魁聖ブラジル出身の力士ですが、やめてからやせてきて、今はお土産を売っています。店でお土産物を売っている人はみんな元力士です。

 昨日は難波へは12時半ごろ着きました。阪急西院から梅田へ行って、乗り換えて難波へ。六時ごろまでいました。最初土俵の絵をかいて、昼ご飯を食べて、早い時間の試合は余り人がいなくて後半は満席でした。毎日満席です。ボックスの中は四人だけど、他の三人は4時半ごろに着きましたからラッキーでした。ボストンからの観光客とその子供でした。その人達と色々しゃべって解説(かいせつ)してあげました。他のボックスにはは夫婦や家族、子供がいました。3歳の子が「はっけよい」といって、5歳ぐらいの男の子が「翔猿頑張れ〜」と言って、ほんとうにかわいかったですね。大阪場所にはあまり外国人がいなかったです。きっときっぷをとるのがむすかしいのでしょう。きっぷのホームページに日本語しかありません。大阪に来ている人たちは労働者の感じがします。相撲界はモンゴル人とちょっと問題があります。白鵬の問題もちょっと大変ですねえ。

新しい本の出版おめでとう!

Aさんの本ができあがりました。彼女のイラストがいっぱい入っていてとてもきれいです。来週店頭に並ぶそうです。
@alexmango1

今日使った言葉:しょうしん、とうにょうびょう、けんこうじょう、きんにくしつ、はば、いきぐるしい、もと、かいせつ、ろうどうしゃ、しゅっぱん

気を付けましょう

・〜始めてから〜まで

すもうをはじめてから今日までずっと元気です。

日本に着いてから国にかえるまで友だちの家に泊まっていました。

・もと〜

私はもと教師(きょうし)です。

彼はもと力士です。 

・〜ています

彼は元力士(もとりきし)で、今はお土産(みやげ)を売っています

・Nも VS それにS

きのうはさむかったです。雨ふりました。

大阪では相撲に行けてとても楽しかったです。それにたける富士が勝ってハッピーでした。

 

 

 





2024年3月16日土曜日

3/14/24

  今日は久しぶりにRさんが中国から帰ってきました。Kさんとは初めてだったのでお互い自己紹介。Rさんは無事論文を提出できれば来年1月に京大を卒業出来ます。RさんとIさんは同じ研究室。大学院生は一人韓国人の学生がいますが、その他は全員が中国人。日本の大学なのに日本人がいないのは不思議です。一人だけの韓国人留学生も今年帰国。韓国で論文をまとめるそうです。

https://digital.asahi.com/articles/ASS3M5D4FS3FPOMB00Y.html

 Iさんが先週行って来た平城京・木簡の発掘現場について話してくれました。木簡は記録とかラベルとして1000年以上前に使われました。一ヶ所に多くが埋まっているのはゴミとして大量に捨てられているからです。水分が多い地中で、空気に触れないから残っているのでしょうか。墨で書かれた記録もちゃんと読めます。中国にも木簡がありますが、竹製の簡です。

 Rさんは家族旅行。湖南省長沙市へ行ってきました。長沙市では辛い食べ物を沢山食べました。そこ博物館で、早稲田大学の1907年の卒業証書を見ました。漢時代(2000年以上前)に作られた軑侯夫人「辛追」の「ふはく」の衣裳が残っています。女性用の薄くて軽い布地でできていて、墓の中に入っていたためほとんど完璧な形での残っています。ミイラではありませんが、特別の保存法で現代まで保存されている軑侯の夫人の「辛追」という名の女性の遺体です。長沙市まで新幹線のような高速鉄道でRさんの故郷から5時間ぐらいかかるそうですが、中国大陸の大きさがわかります。

 さて、今日は京都新聞から先週亡くなったアニメ関係の人たち、鳥山明とTARAKOさんに付いての記事、 朝日新聞から「77歳、初めて並んだ食料配布の列」を読みました。

ちびまるこちゃん

・未明、「いけず」、「後任」とは? 

・TARAKOさんはちびまる子ちゃんの声優のほかにどんなことをしていたか。

・ちびまる子ちゃんの家族にはどんな人達がいたか。

77歳、初めて並んだ食料配布の列

 ・タイトルからどんなことが分かるか。

・自業自得とは?

・この女性はなぜ引越さなくてはならなかったのか。

・女性はお金を使わないようにどんな工夫をしているか。また光熱費節約のための工夫は?

・女性は生活のためにどんな決心をしたか。

・この女性が東京に出てきてからの生活をどう思うか。

・なぜこの女性がこのように生活が苦しいと思うか。 

・男性のと給料格差をどう思うか。

・ この女性の現在の境遇をどう思うか。

今日使った言葉:未明、いけず、後任、前任、目にとまる、4大文学 三国志演義』『西遊記』『水滸伝』『金瓶梅』、自業自得、自作自受、作業、はしごする、足が遠のく

                中級の日本語

 今日はやっと少し暖かくなったものの朝晩はまだまだ寒い毎日です。Aさんの住んでいる町屋はやはりすっごく寒いそうです。

 さて、Aさんの本はいよいよ来月3日に出版され、書店にならびます。今週出版社のセールス、営業の人たちからフィードバックをもらいました。これまでで一番いいフィードバックをもらったのでみんなびっくりしています。

 来週は大相撲大阪場所が日曜に始まったから水曜日に見に行くつもりです。

 先週の土曜日に京都ジャーナルのパ−ティに行きました。鴨川の西側にあるところで、家から10分ぐらいかかりました。すごく寒かったけど、パーティーは楽しかったです。パーティーはホテルのバーとラウンジでありました。キャビン京都というところです。夜10時まででした。食べ物はおもしろいものがおおかったです。ジャーナル作者の友だちが作りました。すべてにチーズが入っていました。エビだけチーズが入っていなかったので食べられました。でも、飲み物は良かったです。酒とかしょうちゅうはなかったけれど、death in the afternoon


というカクテルを作ってもらいました。
ヘミングウエイ・カクテルともいいます。なぜならヘミングウエイの本「午後の死」からとったからです。この飲み物はシャンペーンがベースで、ハーブのリキュール・アブサン使います。アブサンというリキュールはちょっと珍しいです。たぶん50年前に使われていたものは脳に良くなかったからでしょう。今はその成分をとることができるようになりました。バーテンダーは新しいカクテルが作れてとてもよろこんでいました。一杯飲んで家にかえるときはあたたかかったです。

 友だちが月曜日に来ました。金曜日に雨が降ったから午後会っていっしょにコーヒーを飲みました。この人はとてもおしゃべりだからコーヒーだけでよかったです。

 私が友だちと食事をするときは、三条商店街にある魚のレストランへいきます。前はビオーテという大好きなレストランがありましたが、コロナの後閉まってしまいました。四条烏丸のそばにありました。アメリカに住んでいる日本人の友だちでお母さんが95歳ぐらいです。デザイナーです。彼女が京都に来るといっしょに懐石(かいせき)を食べようとさそってくれます。私はたいてい朝とお昼はしっかりと食べて、晩ご飯は凄く軽くたべます。だから夜、懐石料理を食べるとちょっとくるしいです。

 日本での高齢者の問題について少し話しました。日本よりAUの方が年寄りが少ないです。アメリカはとても無理な社会で高齢者にとってはあまりよくありません。AUで働らいていない人にとってAUの社会は良いと言えます。AUでは自分の家には税金がかかりません。でも、他の家を買えばその家に税金がかかります。日本では町家・ふるい家は税金が安いです。壬生の町は年寄りばかりです。土地の値段があがっているから税金もあがるでしょう。年寄りにはよくないですね。京都は旅行者からもっとお金をもらわなくてはならないと思う。祇園も来月から色んな道を閉めます。小さい路地とか。でも、サインだけですから日本人は入らないと思うけど、外国人は無視(むし)すると思います。たくさん観光客がいたら、舞妓さんもと芸子さんも疲れます。4月に歌舞練場でみやこおどりがありますから、たくさん観光客が行くでしょう。そう言えば、土曜日のパティで男の人が三味線を弾きました。女の人は琴をひいて、チェコの男の人が三味線を一緒に弾きました。京都ジャーナルで彼についての記事がありました。体の記憶(きおく)・運動記憶はすごいことで、おもしろいです。今の時代はコンピューターで色んなことを知るから体の記憶は余り使いません。すぐにわすれてしまいます。例えば、昔は漢字を練習するとき、手を使ってノートに書いて覚えました。手を使ったら体の記憶になります。

今日使った言葉:しゅっぱんされる、ならぶ、 えいぎょう、はいっている、〜からとる、おしゃべり、しまっている、さそってくれる、しゃみせん、琴(こと)、記憶(きおく)

 気を付けましょう

Intr. V+ている

この飲み物に「おさけ」が入っている。 このコーヒーにさとうが入っている

店が閉まっている。ドアがあいている。エアコンがついている

 

 

 

 

 

 

2024年3月9日土曜日

 3/7/24

  2ヶ月ぶりにAさんが帰ってきました。寒がりやのAさんはオーストラリアで夏を過ごし、また京都へ。でも、京都の冬はもうそろそろ終わりそうだからよかったですね。さて、オーストラリアでどんな時を過ごしたのでしょうか。

 メルボルンの出版社に行って、ずっとZoomで話していた人と対面で話すことが出来ました。それはとてもよかったです。編集の人にもディレクターにもあいました。一緒に来月出版される本のお祝いをしました。(Aさんの本が出版される)みなさんとても期待しています。最後にでたレビューはとてもよかったです。これは本を売る人のためのレビューでした。この本はアボレジナルの伝承(でんしょう)で作られた本です。アボレジナルはオーストラリアの先住民(せんじゅうみん)です。六つの物語がはいっています。アボレジナルの絵も私が描きました。最初の絵はアボレジナルの絵、そして次に本のタイトル、そして私の絵。オーストラリアではアボレジナルとヨーロッパからの移民はちょっと大変です。でも、私とそのアボレジナルとは信頼関係があります。去年国民投票がありました。政府は憲法(けんぽう)にアボレジナルを入れるかと言う問題です。注:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230830/k10014178681000.htmlオーストラリアの先住民、アボリジナルとトレス海峡諸島の人たちをオーストラリアの「最初の人々」であることを憲法に明記することや、先住民の声を政策に反映しやすくするための専門機関の創設を憲法に盛り込むことの是非を問うもの)でも、結果は上手く行きませんでした。ニュージーランドのマオリの人たちの立場と比べるとずいぶん差別的ですが、オーストラリアのアボレジナルには多くの部族がありむずかしいのだそうです。Aさんの本は英語とアボレジナル語が対訳で入っていて コンテクストがブレンドされています。そして、終わりに注釈をつけました。来週もってきます。芸術、物語、文化に関係していますから、図書館やギャラリー、学校などに置いてもらえるとうれしいです。一冊30ドル。

 猫は大丈夫でした。今、日本人の女の人と住んでいます。彼女は35歳ぐらいの人で、以前はJALの客室乗務員(アテンダント)でした。その後、国際的な薬品会社に勤め、今はサーフショップで働いています。責任、ストレスがあまりなくて幸せそうです。シドニーにBFがいます。

 他には、映画をたくさん見ました。日本で他の国の映画はサブタイトルが日本語なのでなかなかわかりません。フランス語とスペイン語はわかりますが、例えば、ドイツ語の日本語の翻訳を読むのは大変です。オスカーの他の言語の映画をたくさん見ました。

 来週、友だちがロンドンから京都に来ます。二条城の近くの小さい民宿に泊まります。来月はフランスの友だち。私の家には泊まりません。祇園にあるザ町家エビスヤという高いホテルに泊まります。

 今週末は京都ジャーナル最新号のパーティが祇園の小さい旅館でありますから、それに行きます。4月には武生で版画の展覧会があります。5日に日帰りで行ってくる予定です。S先生は日によってとても独立心がつよいです。S先生のの学生5人がこの展覧会に入選しました。

 最後にパーフェクトデイズの話を少ししました。私も家で絵を描き、エアコンだけで何とか生活し、毎晩銭湯へ行く。湯たんぽ、布団、炬燵で冬は大丈夫。ミニマムな生活です。家の中は本と絵の道具だけです。何だかパーフェクトデイズの男の人の生活に似ています。

 さて、京都に帰ってきたAさんは相変わらず忙しい毎日を楽しむことでしょう。

今日使った言葉:対面(たいめん)、編集(へんしゅう)、先住民(せんじゅうみん)、伝承(でんしょう)、移民(いみん)、信頼関係(しんらいかんけい)、憲法(けんぽう)、 言語(げんご)、最新号(さいしんごう)、独立心(どくりつしん)

気を付けましょう

・〜のおかげで VS 〜のせいで

S先生のおかげでたくさん版画(はんが)のテクニックをならった。

お天気のせいでかぜをひいた。