2024年8月30日金曜日

8/30/24

  今日は時間を見間違えていて15分遅刻。Iさんが待っていてくれました。台風のためRさんとCさんはお休み。Kさんは20分遅れで参加。今日あたり台風が来るのか来ないのか、かなりゆっくり進んでいるようです。

            上級の日本語

    先週見つけたネット上の論文 「中国人留学生の原爆被爆とヒロシマ」を報告してもらいました。広島大学に在学中被爆した中国人留学生の被爆体験を明らかにしたものです。中国人に限らず彼らのような在外被爆者は長い間被爆援護が行われませんでした。また広島・長崎で被爆した中国人は、強制労働者達、台湾籍の被爆者たち、そして12名の留学生たちでした。その内6名がなくなりました。強制連行された被爆者達は母国に帰った後も強制連行、被爆、スパイ容疑と3重苦に悩まされ、人間の尊厳を失うという結果になりました。

 日本でも言われていますが、中国でも戦争体験のはなしはしたがらないそうです。戦争被害の記念館はあっても加害者側からの資料はまとめられていないのは世界共通でしょうか。原爆、戦争、原子力発電の必要性などについて考えさせられました。 

今日の記事は京都新聞「天眼 五輪疑獄」です。筆者の上野千鶴子氏の記事は度々取り上げてきました。中国では大変人気のある学者だそうです。

・新聞媒体はなぜテレビやネットと競争できないのか。

・上野氏は新聞の五輪記事について何と言っているか。テレビ報道はどうか。

・ 「平和の祭典」をなぜ批判しているのか。

・スポーツ起源説とは?

・なぜバッハ会長は「ぼったくり男爵」と呼ばれているか。

・日本の五輪招致であったスキャンダルは?

・トカゲの尻尾切りとはどういう意味か。

・なぜアスリートに日の丸を背負ってほしくないと言っているか。

・中国にもここにかかれているような「おみやげ」はあるか。

今日使った言葉:某、太刀打ちできない、うんざりする、和平->平和、ぼったくる、うやむや、とかげの尻尾切り

            中級の日本語

 中国本土には台風はなかなか行きませんが、杭州では時々学校が休校になります。オーストラリアはサイクロンが来ます。時期的には2月から3月頃ですが、メルボルンにはあまり来ません。今はサイクロンシーズンではありませんが、今週は天気が悪いそうです。 今日はAさんとSさん、Sさんはもうすぐ神戸に行くので今日が最後です。短かったですが、楽しい出会いでした。

 3人で話していたら「これは何ですか」とグローリビングの住人があらわれました。Bさんといってフロリダ大学で4年間日本語を勉強しました。日本は初めてでコンピューターソフトのエンジニアです。JaLSという日本語学校でも2週間勉強しました。その後、Bさんを交えて4人で話しました。

 Sさんの予定について話してもらいました。神戸の後は高松に行きたいです。そこから直島や豊島をまわりたいです。最近、高松はとても人気があります。瀬戸内国際芸術祭(せとうちこくさいげいじゅつさい)が開かれます。Aさんは来年4月に友だちと高松で会うよていです。友だちは何でもはやめにする人なので、エアーB&Bに予約(よやく)を入れようとしたのですが、もうたくさん予約がはいっていました。とても人気がありますから。

 たばこについての話題(わだい)も出ました。20年前の日本ではたばこのにおいとけむりで大変でしたが、最近はどこも「禁煙(きんえん)」になってよかったです。Sさんのオーストラリアの家ではたばこは自分の家の庭(にわ)だけでしかすえません。Aさんのお父さんはパイプをすっていたのでパイプたばこのにおいにはなれていました。最初にひこうきで禁止されたのはパイプでそのあとでたばこでした。たぶん、パイプたばこをすう人が少なかったからでしょう。 

 高松のあと、Sさんは東京へ。東京で日本語の勉強を続け、日本語けんていしけんを受ける予定です。東京でもがんばってください。

  

 

2024年8月27日火曜日

8/22/24

            上級の日本語 

 いつまでも続く猛暑。連日37度、38度の暑さです。沖縄の方が気温が低いというのはどうしてでしょうか。久しぶりに会ったPNS参加者は暑さにも負けず元気な顔を見せてくれました。この二週間、Rさんは論文の最終段階。着々と進んでいます。Iさんはご家族が来日。日本に対して良い印象を持ったと話してくれました。大阪の海遊館が一番好きだったとも。Kさんは引っ越しをすませ、新しいアパートに住んでいます。

 今日は京都新聞8月14日の記事から「広島で被爆死した米兵捕虜」という記事を読み、原爆について話し合いました。

・米軍公文書館で明らかになった事は何か。

・今年1月にGHQの調査報告書にかかれていたことと何が違うか? 

・今回の文書を作成するのに元となった資料は?

・捕虜だった10名の行方はどのように記されているか。

永井教授は残り2名は被爆死ではないと言っているか。

・今回の資料開示によって国防相は彼ら原爆の犠牲者をどのように扱おうとしているか。

・アメリカの捕虜・行方不明者はどんな機関が中心となって調査しているか。また、どのように扱われているか。

原子爆弾・戦争について考える事、思う事は?

・中国人留学生の被爆死についても調べてみよう。

            中級の日本語

 もうすぐSさんは 京都から東京に引っ越します。ワーホリと言っても仕事をしないで日本語の勉強に集中できるそうです。Aさんは相変わらずイラストの仕事と版画。でも、大好きなイラストですから苦痛ではないそうです。

 二人とも大文字の送り火を楽しみました。Sさんは銀閣寺近くの友人の家で送り火をみました。二階からだったので大の字の上の方しか見られませんでした。Aさんはかも川デルタから。大の字が正面(しょうめん)に見えたのですが、その大の字から「霊(れい)」が天にのぼるようなふしぎな写真がとれました。

  オーストラリアには死者(ししゃ)のたましいを迎え、また送り出すような行事はないといっていましたが、アボリジニの文化にもないのでしょうか。11月にあるメキシコの「死者の日メリダ」が日本のお盆(ぼん)に近いのかもしれませんが、世界中に死者(ししゃ)のたましいを敬う行事はたくさんあります。

 Aさんが9月に予定している「修験道(しゅげんどう)」の 話をしてくれました。熊野古道(くまのこどう)を約二週間かけてあるきます。

 

2024年8月4日日曜日

8/1/24

                        上級の日本語

  京都は例年よりも更に暑くなり、毎日が熱暑、猛暑。久しぶりに顔を合わせた参加者、IさんとKさんはこの暑さにもめげず元気。Rさんは論文最終段階のためお休み。

 今日はゲストに鍼灸師のI先生に参加して頂きました。上級クラスは中国からの留学生なのでぽろっと出るI先生の中国語に大変流暢とのコメント。中国には学生の時から20数回訪れ、留学までされた方ですので、すんなりと日本語会話スペースに入る事が出来ました。

 今日は京都新聞7月29日の記事から「京都府南部で数千万円の金が一夜で飛ぶ花火大会 なぜ続ける 懐かし府内最大の大会なくなっても」です。

・風物詩とは? 夏の風物詩と言えばどんなものがあるか。

・宇治川花火大会は今年も行われるのか。

・京都府の今年の花火大会の予定は?

・花火大会を行う場合、どのような事が問題視されるか。

・城陽市、木津川市、笠置市が今年も花火大会を行う理由はそれぞれ何か。また、住民の理解を得るためそれぞれどんな工夫をしているか。

 I先生の趣味のひとつが俳句。「花火」は夏の季語である事、また「俳句歳時記」、季語だけが載っている・風物詩が入っている辞書を紹介してもらいました。これは俳句を詠む人が使う辞書だそうです。最近は若者が少しずつ増えていて、声に出して読んだりメロディーを大切にするようになったということも話されました。 

 一方、日本では中国の李白、杜甫の五言絶句など高校で少し習います。Iさんの出身地安徽省に李白の墓があり、地元の人たちが大変誇りにしているのだと話してくれました。

 俳句には中国の文化がたくさん入っていて、七夕も夏の季語。中国を尊敬している事の表れですね。今、ネットや雑誌、句会も日本中にあって、多くの人々が参加しているそうです。

 花火と金魚を詠んだ俳句を紹介してもらって、俳句の風景を話し合いました。

 遠き闇 終の花火と 知らで待つ (野澤節子)

 踏切を いってき濡らす 金魚売り

                        中級の日本語 

 上級とおなじように今日の参加者SさんとAさんが自己紹介(じこしょうかい)をしました。

 ゲストのI先生にも質問しながらどんな人かを聞きだしました。途中でここの住人(じゅうにん)のNさんが参加。Nさんは日本語がはなせません。それで、Aさん、Sさんが英語に通訳しながら何とか会話に入ってもらいました。

 Nさんはチェコ人、京都に五週間いる予定で、その後、まだ予定は決めていないけれど、フィリピンやハワイなどに行くかもしれないそうです。京都に土曜日の夜つきました。チェコからドハで乗換え15時間かかりました。まだ時差ボケで時間に間に合わなかったとあやまっていました。京都へは友だちの紹介(しょうかい)で、どんなに暑くても京都に行く価値(かち)があるといわれました。デジタル・ノマッドのビザで来ています。

 Nさんの次の訪問についてSさん、Aさんがオーストラリアはどうか聞きました。でもオーストラリアはサメやヘビなどこわい動物がいるので考えたくないとの事。その後、へびの話が広がりました。日本の山・いなかではまむし、おきなわでははぶに気をつけなくてはなりません。オーストラリアではカーペット・スネークというのが家の中まではいってくるそうです。小さなネコは気を付けなくてはいけませんが、人間には害(がい)がありません。 それにしても家の中に入ってくるのは困りますね。

  Sさんは先週、二条城のライトアップを見にいったけれど、とても小さいイベントでがっかりしたそうです。Aさんは週末、建仁寺のイベントに行ってみます。みなさん、暑くても精力的(せいりょくてき)に京都を楽しんでいますね。