2024年2月29日木曜日

2/27/24

  少し暖かくなったのかと思うとまた寒い日が続きます。まだ三寒四温というより今は五寒ニ温。今日は会話中にみぞれが降り出す始末。中国語でみぞれのことを雨夹雪と言うそうです。


 Iさんは先週、
日本語スペースの後泉涌寺の雲龍院へ行って来たそうです。龍の絵が有名です。モンゴル帝国(元)時代、帝王に関係する龍はツメの数が3−4つでした。ツメが五つの龍が描かれるようになったのはこの1000年ぐらいのことだそうです。たぶん日本へは唐の時代に龍が伝来したことからツメの数が三つなのではないかということです。ツメの数が三つなんて全く知りませんでした。また、楊貴妃の観音像も見ました。Iさんが実際に生きていた人がモデルになった観音像を見たのは
日本に来て初めてです。『聖観音は湛海律師が寛喜2年(1230)に南宋から請来した木像です。像容の美しさから、玄宗皇帝が亡き楊貴妃の面影を写させて造像したとの伝承を生み、江戸時代初め頃から「楊貴妃観音像」と呼ばれ信仰されています。https://mitera.org/about/facility』との説明がありました。これも中国にはなくて日本に残っている物のひとつなのでしょうか。 

 Kさんはアルバイトと準備で忙しい1週間でした。立命館は4月中旬まで春休みでまだ授業が始まっていません。日本の春休みは中国の冬休み。学期は9月から春節の頃までが一学期、春節の少し後から7月までが二学期。各学期25週の授業があります。

  今日は『美味しい古典籍・寺納豆』と『くらし 生きづらさ問い直す』を読みました。

寺納豆

・納豆の種類は?また年間を通してどの季節に食べられていたか。それはなぜか。

・塩辛納豆とはどんな納豆か?別名は?

・作り方は?

・塩辛納豆が京都で手に入るところはどこか。

・中国の食材に似たものがあるか。何に使われているか。

・この納豆の食べ方は?

・「身土不二」はどういう意味か。

・納豆と古典籍の関係は?

生きづらさ

・DVとは。

・筆者の家族構成は?

・筆者のおばあさんはなぜみじめな思いをしていたのか。

・「積年の汚名」 とは何だったか。

・物心ついた頃とは何歳頃だと思うか。

・筆者はなぜ人は『生まれた時点ですでに価値が決められている』と思うのか。

・筆者はなぜ「男の子に生まれて良かった」と思ったのか。

・男性を追い詰める、 女性を追い詰める言葉はどんな言葉だろうか。

・男らしさ、女らしさとは何だろうか。

今日使った言葉:美味な 凝縮 しっとり 地誌 入った 隠し味 〜家 長男 〜の方へ 世間 抱く


 

2024年2月26日月曜日

2/20/24

  比較的暖かいここ数日。植物園の紅白梅が綺麗に咲き綻んでいました。 

さて、今週、Kさんは塾のアルバイトで忙しかったそうです。Kさんは日本の大学入試準備の教師です。また、相国寺の国宝一般公開にIさんと一緒に行って来ました。週末は京都マラソンでしたが、二人とも行けませんでした。京都をたくさんのランナーが駆け巡り、植物園では舞妓さんが三味線、太鼓、かねの演奏で応援。何とも華やかで賑やかな一日でした。マラソンといえば、中国では無錫(むしゃく)マラソンが一番綺麗なマラソンだそうです。無錫には日本から櫻の苗がたくさん贈られました。そこにある大きな湖、太湖は中国4大湖のひとつです。花粉症が問題視される今日この頃ですが、中国ではあまり問題にされないそうです。でも、秋になる

 
なると大きいアオギリという木のせいで鼻炎になる人が多いそうです。

 今日は2月18日の京都新聞の記事、『京都マラソン「ハイタッチゾーン」5年ぶり復活』と『訪日計画、日本政府がビザ拒否』、この二つの記事を読みました。読み終わって古代の法律を勉強しているIさんから中国古代では「拷問」は合法だったと教えてくれました。

「マラソン」



・ハイタッチゾーンとは何か。どこにあるか。誰が手袋をするのか。

・京都らしい応援はどこで誰がしたか。

・ランナー達からどんな感想があったか。

「ビザ拒否」

・日本政府がビザを拒否した人物はどんな人だったか。今回が初めての拒否だったのか。

・なぜビザ発給を拒否したと考えられるか。

・その人は現在どこに住んでいて、なぜ日本へ渡航しようとしたのか。また、日本で何をする予定だったか。

・日本政府の対応はどう思われているか。それはなぜか。

・なぜその人は日本入国できなかったと思うか。

・アメリカでその人はどのように扱われたか。

・その人が世界的に話題となっているのはなぜか。

・日本は 『自由で民主的で平和を愛する』国だと思うか。

気を付けましょう:断る、最大時(じ)

今日使った言葉:〜余り、〜に続いて、自白、啓発、烙印を押す、忖度、築く


2024年2月16日金曜日

2/13/24

 10日は春節、中国ではお正月に当たる日でした。Iさんは寮にいる中国からの留学生10人ほどと一緒に持ち寄りの食事会を開きました。写真を見せてもらいましたが、立派で美味しそうな伝統的なご馳走がいっぱい。きっと故郷、家族を離れていても楽しい春節祝いが出来たことでしょう。ドアに飾る赤い紙も見せてもらいました。独自の文化を異国の地でも続けられ多文化環境が作れるのは良いことだと思います。

 Kさんも友だちとご馳走を作ってパーティをしましたが、伝統料理と現代料理と半分半分。ピザもあったそうです。日本でも元旦にお節料理もすき焼きも食べるのとおなじですね。次の日は round 1というところにいってゲームをしました。Iさんも私も初めて聞く名前だったのですが日本全国にあり、京都では四条、伏見区の2ヶ所にあるスポーツ・カラオケ・ゲームなどできる総合娯楽施設です。麻雀もしたそうです。少しユダヤ、日本、中国の麻雀についても話しました。

 明日はバレンタインデー。中国でも恋人とデートをします。また旧暦の7月7日、七夕の日も恋人の日ですから一年に二つのバレンタインがあるようですね。これに関して最近のバレンタインデーについて京都新聞2月8日の記事を読みました。「バレンタインは本命よりも自分チョコ」という記事です。流石二人とも本命チョコ、義理チョコなどの言葉をもう知っていました。

・本命、自分、義理チョコとは何か。

・今年の傾向としてチョコレートを誰に贈る人が多いか。また自分に贈るのはなぜか。

・ 最近の傾向として義理チョコが減っているのはなぜだと思うか。


 次に読んだのは11日の京都新聞「男性育休3ヶ月未満8割」

・ 調査をしたのはどこか。何について調査したか。

・どのような結果が出たか。

・去年から大きな会社に義務づけられたことは何か。

・ 調査の結果、良かったことは?問題として残ったことは?

・男の人の育児参加が求められるのはなぜか。

・男の人の育児休暇で最も多いのはどのぐらいか。

・女の人はどうか。

・女の人の育児休暇が長くなるとどのような問題がおこるか。

・問題解決のためにはどのようにしたらいいと思うか。

 

今日使った言葉:さいふの紐をしめる さいふの紐を緩める 浮き彫り 昨年 根強い 分担 第二子 分割 

 

気を付けましょう

・10日ーとおか 5日ーいつか

 


2024年2月9日金曜日

2/6/24

  週末は節分でした。Iさんは廬山寺の節分会を見に行ったのですが、3時に会議があったため鬼おどりの行事は見られませんでした。でも、後で藤森神社で節分の行事を見ることが出来ました。もうすぐ中国では春節。 京都でも旧暦のお正月を祝う行事があるといいですね。

 今日の参加者はIさんとKさん。初めて会ったのでお互いに自己紹介をしてもらいました。Kさんは中国江蘇省出身。4月に来たばかりで、立命館大学の日本語教育の修士課程で勉強しています。就職は日本の塾で日本留学生試験EJUの指導が出来ます。でも、修論の締め切りが来年の1月15日なので勉強が忙しいです。今年は7月にもう一度日本語能力試験のN1に挑戦するつもりです。10月は日本語教育能力検定試験を受け合格すれば、日本語の非常勤教師としても働けます。今は春休みでこの間は四日間大阪に行って観光してきました。

 今日は京都新聞2月4日「京都市左京区で50年愛された人気パン店が閉店へ」と「奥能登4市町過疎加速へ」という記事二つを読みました。

「北白川の人気パン店」

・常連とは?

・この店の本店はどこか。創業時の店の名前は?

・火付け役とはどういう意味か。

・北白川店が京都で一番先にできたのか? 北白川店の特徴は?

・なぜ北白川店は閉店になるのか。その後、土地はどうなるのか。

・北白川店の主な客はどんな人たちか。人気商品は何か。

「奥能登過疎加速化」

・過疎とは?加速化とは?

・奥能能登の過疎化状況はどうか。また、なぜ過疎化が加速化されているのか。

・奥能登の地震の後、家や道路、水道などはどのようになっているか。

・住んでいる人々の「不安」について説明しなさい。 

・行政の現在の対応はどうか。

・震災の前、奥能登の地域の人たちは人口を増やすためのどんな努力をしていたか。

・奥能登に移住してきた若い人たちはどんな人たちか。

・なぜ奥能登の過疎化が進むと思うか。自分の国と比べてみよう。

今日使った言葉:ぺしゃんこ、生々しい、空き家、ブーム、手狭、四等分


2024年2月2日金曜日

1/30/24

 Iさんが元気になって今週参加してくれました。Kさんは大阪でした。

 今日はIさんがおばあさん、おじいさんの話をしてくれました。二人とも安徽省に住んでいますが、一緒には住んでいません。おばあさんは、昔ラジオで日本語を勉強。若いときに3人の子供をシングルマザーとして育てました。Iさんのお母さんは3人兄弟の真ん中です。紡績工場で働いていました。一人っ子政策の時代だったのでIさんの兄弟はいません。同じ世代の人も一人っ子ですが、中国も今は少子化です。先日韓国の教授が日本に来て、一緒にご飯を食べました。韓国では少子化の問題はとても深刻で心配しています。中国の国籍を取得するのは難しいです。

 台湾と中国の関係は良くありません。香港の環境も良くありません。どちらも憲法では一つの国となっています。1940年にできた台湾の憲法はそのままで、当時、憲法上の領土には中国大陸と台湾が含まれていました。とても難しい問題です。中国には反国家分裂法という特別な法律があるので、台湾が独立すると戦争になってしまいます。

  本当に難しい問題ですね。誰も戦争は望んでいないと思いますから、何とかいい方法が見つからないものかと思います。

 さて、今日読んだ記事は京都新聞1月27日の「それでも私は死刑に反対する」京都アニメーション放火事件に関する記事です。先日2019年の事件から約4年半たって、裁判の判決が出ました。これまで京都新聞でも多くの報告がされています。

・簡単にこの放火殺人事件について知っていることを話しなさい。

・判決はどうだったか。

・この事件の判断について避けなくてはならないことは何だと言っているか。なぜか。

・事件が起きる前に避けられたかもしれないこととしてどんなことが挙げられるか。

・今回の事件にあまり共感の声がないのはなぜだと思うか。

・最高刑が終身刑の場合と死刑の場合について話し合いなさい。

・この人は遺族が皆死刑を望んでいたといっているか。もしそうでなければ、どうあるべきだといっているか。

・この人はなぜ死刑制度に反対しているか。

  記事を読みながらIさんとたくさん刑罰について話をしました。死刑制度と終身刑制度、刑罰の目的は何か、東アジアの文化と刑罰など。Iさんの専門が中国古代の法律 ということなので、話はつきませんでした。


今日使った言葉:青天の霹靂 晴天霹靂、十把一絡げ

気を付けましょう

・刑務所にいたことがあるVS刑務所に行ったことがある