2021年3月15日月曜日

3/11/2021

  長い自粛期間(じしゅくきかん)を終えて木曜午前クラスがやっと再開(さいかい)しました。

 今日は東北震災(とうほくしんさい)から10年。長い年月が経(た)ちました。当時、リアルタイムでNZのテレビで情報(じょうほう)が伝わり、何かせねば、何ができるかとやりきれない気持ちでした。コミュニティ・マーケットでの陶芸(とうげい)セールによる寄付金(きふきん)集め。自然と地域の日本人がそこに集まってきてくれて、折り紙やマッサージで寄付金が集まりました。小さな子供が折り紙を習ってその場でワンコインの寄付。翌年そのお金を東北に手渡しにも行きました。ハワイ大学夏期講習(かきこうしゅう)では学生たちが東北について調べ、地域地域が彼らの地図に残りました。世界中からの応援(おうえん)メッセージもありました。私は翻訳(ほんやく)ボランティアをしましたが、そんな一滴(いってき)にもならない私たちの想いが、少しでもお役に立てたことを祈ります。皆さん大変な時を乗り越え今日へ継続(けいぞく)していることと思いますが、頑張ってください。

 さて、今日はカナダからのKさんと香港からのUさん。 10人ほどが交流会館に戻ってきてくれました。Kさんは以前に話したことがありますね。Uさんが初めてなのでまずはお互いに紹介を兼ねて話してもらいました。

 Kさんは現在小学校の英語の先生。大津の小学校を二校掛け持ち(かけもち)して教えているとか。4月から新学期、また新しい契約(けいやく)で新しい学校で教えるので、今学期の最後は寂しくてちょっと悲しかったそうです。

 Uさんは来日2年目。現在日本語学校でN1の勉強をしています。母国では経理(けいり)の仕事をしていたのですが、ストレスがたまり日本へ逃げてきたそうです。将来は日本で仕事ができるといいと思っています。

 二人の仕事の関係から小学校の事情(じじょう)について少し話しました。少子化のめ新学期の1年生がKさんが教えている学校では11人しかいないとか。クラスサイズが35人ほどなのに先ぼそりです。少子化については以前にも話し合いましたが、子供の数が段々減り、社会問題になっています。田舎の学校では廃村(はいそん)、廃校(はいこう)になるところもあります。

 日本語を勉強していて問題なのはUさんの場合はどうしても単語を考えると漢字語を思い浮かべることです。でも日本語の発音がわからないので中国語の発音になってしまい会話がうまく行きません。英語話者の場合はカタカナ語で同じような問題が起こります。カタカナ語は特に省略(しょうりゃく)していたり、語源(ごげん)が英語とは限らないので 元の言葉を想像するのが難しいですね。

 経理の仕事をUさんがしていたと言うことから、日本語の経理に関する言葉についても少し話しました。予算、管理、税金、源泉徴収、申告、相続、固定資産税など。

 日本の福祉についても触れました。国民健康保険があることでとても安心して生活できますね。難病、高額医療なども補助金が出ます。

    今日は二人とも初めてだったことで取り止めもない話で1時間はん経ちました。もし来週参加するようであればトピックを持ってくるよう約束をして終わりました。

今日使った言葉:少子化(しょうしか)、廃校(はいこう)、逃(に)げてくる、就職(しゅうしょく)、予算(よさん)、管理(かんり)、源泉徴収(げんせんちょうしゅう)、申告(しんこく)、福祉(ふくし)、高額医療(こうがくいりょう)、検査(けんさ)、難病(なんびょう)、訓練(くんれん)、循環(じゅんかん)、対面(たいめん)、拡散(かくさん)、聴解(ちょうかい)、相続(そうぞく)、別荘(べっそう)、同情(どうじょう)

気をつけましょう

*旅行も来た→旅行も来た。

*「来る」の使い方:

#1 逃げてきた →(スピーカーが今いるところへ/に)

#2 (だんだん)友達が増えてきた  暖かくなってきた

         桜の花が咲いてきた 子供の数が減ってきた

                        


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