徐々に秋めいてきた京都。今日は参加者16名。中国、イラン、UK、アルゼンチン、ラオス、韓国、AU、イタリア、インドネシア、香港、フランス、ベトナム、タイからの学習者で、顔なじみになった数人と新しく来た人、久しぶりに現れた人がいる。ボランティア9名。トピックは身体の部位について。
何かの手違いからかなぜか私は6名の学習者とグループを組むことになった。香港のMさん、オーストラリアのTさん,中国のSさんとGさん、いつものベトナムのFさんとアルゼンチンのAさんだ。Aさんが先週はビザ取得のため大阪の大使館へ行ったと話し始めたことから領事館と大使館の違いを説明。いつものように各自自己紹介から始めてもらい、それに対する質問形式で話してもらう。私はあくまで発音、表現の訂正、言葉や表現のサポートをするという方法をとった。
Mさんは来月で日本滞在二年目になるそうだ。日本語学校に行っている。現在の趣味は陶芸で清水焼に興味があるそうだ。TさんはAIの技師。オーストラリアの会社に勤めていて、京都で活動。アボカドを取るロボットを作ったのだそうだ。ケータイでみんなにビデオを見せてくれた。ここから理系の人、文系の人という表現を練習。どちらかに偏るのではなく、科学と人文、両方の理解も大切だということを話す。SさんとGさんは京都造形芸術大学の大学院生。「試験に合格」して留学してきたのだとか。Sさんはアニメの「非人間」の「擬人化」をどう表現するかを勉強中。Gさんは近代建築に「伝統」を融合する事に関心があり、中国、日本の茶室空間を比較している。Fさんの日本での地位とベトナムでの専門職、Aさんの昔と今の考え方の違いも再び話してもらう。「農薬」使用は全く間違った方向ではないこと、「科学が全て優先されるのではなくモラルも考えなくてはいけない」ことなどを話す。カズオ・イシグロの「私を離さないで」のクローン人間のことや、近い将来細胞から肉を作り出せるようになること、超音波が中国の一人っ子政策のため性別鑑定に使われ、女の子の場合は中絶という現実についても話す。一人一人は沢山話せなかったけれど、トピックが多岐に亘り内容的には興味深いものになった。
0 件のコメント:
コメントを投稿