2024年12月21日土曜日

12/19/24

  京都は初雪が観測され、市内でも冷たいみぞれが降る一日でした。そんな中、YさんもHさんも元気に来てくれました。

 先週、お年玉年賀葉書について話していたのでYさんが葉書の住所を書く場所やメッセージを書く場所について質問してきました。日本に住んでいない限り年賀葉書は書かないからでしょう。イスラエルの 新年、ロシャシャナでも同じようにカードを送り合います。特に身近な家族、自分のお母さんにも送るそうです。日本でも親戚・友人に送りますが、お世話になった人によく送ります。Hさんが言うには中国では日本のお正月に当たるのが「春節」ですが、最近紙媒体で葉書やカードを送らないそうです。メールやネットを利用してデジタル化しているとか。


 先週のPNSの後はみんなでランチを食べ、二人はシルクロード展へ行きました。京都文化博物館で催されていてます。有名な「敦煌」 がHさんの地元にあるので、シルクロード展ではHさんがYさんにたくさん説明してくれました。明治時代に龍谷大学の創設者大谷光瑞師が探検隊ともに中央アジアに行き、敦煌・トゥルファンなどで、多くの仏教に関する文献や美術品を発見しました。日本の多くの人たちがシルクロードに思いを馳せていますね。私も、昔NHKのシルクロードの旅番組を毎週楽しみにしていたのを思い出します。

 今日は先週読めなかったノーベル平和賞授賞式でのスピーチから一部抜粋して読みました。

・原爆が投下された市は?

・被団協の田中氏が原爆被害者として語った経験は?

・驚愕とは?体は?顔は?心はどうなるか。

・「奇跡というほかありません」を他の言い方で。

・核抑止論とは?

・原爆被害者が望んでいる事は何か。

・「〜たりとも」「直ちに」とは?

核兵器の非人道性を感性で(?)受け止める」とはどういう意味か。

被団協の人たちが世界中の人たちに呼びかけていることは何か。

核兵器のない世界、戦争がない世界は可能だと思うか。

  特にYさんの国も戦時下で家にいてもいつもミサイルが上空を飛んでいく恐怖はHさんも私も経験がありません。花火の音でも戦争にすぐに繫がるとその恐怖を語ってくれました。多くの人が戦争がない世界を望んでいるのになかなか叶えられません。これまでも、これからも人類の大きなチャレンジとなるでしょう。

 

2024年12月13日金曜日

12/12/24

 京都も日中9度と寒くなりました。山々が紅葉で見事な風景を創り出しています。

                    初級の日本語

 Jさんが週末から帰国すると思っていたら、今週の日曜日まで京都にいるそうです。私も長距離家族を何年も続けているので、遠くにいる家族を思う気持ちはよく分かります。

 Jさんの家族がすんでいる町はアメリカのバッファロー、南(みなみ)イサカです。南イサカはバッファロー市の郊外(こうがい)です。今日の会話は〜

Q:どうやってバッファローまで行きますか。

A:日曜日に新幹線(しんかんせん)で東京に行きます。それから、羽田(はねだ)からワシントンDCに行きます。ワシントンDCからバッファローに行きます。デルタ航空(こうくう)で行きます。でも、日本に帰る飛行機(ひこうき)はまだとれません。たぶん帰りはむずかしくてたくさん時間がかかると思います。そして、飛行機代(ひこうきだい)はとても高いです。2人で7000ドルかかります。

Q:どうしてそんなに高いんですか。

A:理由(りゆう)はみっつあると思います。今、クリスマスシーズンだし、円安(えんやす)だし、予約(よやく)がおそすぎるからだ高いと思います。

Q:もうすぐ冬休みだからたくさん休みがとれますか。

A:私は1週間に4日(よっか)クラスを教えています。今年はたぶん27日までクラスがありますから休みは1週間しかとれません。

バッファローはニューヨークの北にあって、エリー湖(こ)が有名(ゆうめい)です。 食べ物はピザとバッファロー・ウィングスが有名です。ピザのペパロニはカップのような形(かたち)をしています。

聞いているだけで食べたくなってきましたよ。私の家族もバッファローに住んでいるので行ったことがあります。ナイアガラの滝(たき)とかきれいな町並み(まちなみ)がなつかしいです。もちろんバッファロー・チキン・ウィングスも!Jさん、良い旅を!

                    中級の日本語

 今日はHさんが反対行きのバスに乗ったため約30分遅刻してしましました。 それで、今日予定していた記事は来週読むことに。今日は先週読み残してあった叡電の積み残しについての記事を最後まで読んで終わりました。Hさんから叡電には今のシーズンたくさんの外国人がいてHさんの国、中国からの観光客も多いのだそうです。特に女性。たぶん、京都がとても綺麗な町であることと日本の着物にあこがれているからではないかとの事です。

 文中「〜ざるをえない」 という文が出てきました。「〜しないわけにいかない」と意味が似ています。

・する−>ざるをえない  大きな事故があったので試合を中止せざるをえない

・帰る−>帰らざるをえない  試合が中止になったので家に帰らざるをえない  

 今年はクリスマスとユダヤ教の行事、ハヌカの初日が重なります。Yさんからハヌカにどんなことをして、どんな食べ物を食べるか説明してもらいました。メノラー というろうそく立てにろうそくを9本立てて火をともします。毎日一つずつ歌を唄って消します。とてもきれいなのでYさんはよくろうそくをともすそうです。子供はプレゼントを貰い、ラトケスというポテト・パンケーキのようなものを食べます。それと甘いドーナツのようなものもあります。

 もうすぐクリスマスやハヌカ、お正月と行事が続きますね。 


 

 

2024年12月8日日曜日

12/5/24


 PNSはしばらくお休みでした。京都を出たときはまだまだ暖かかったのに帰ってきたら急に冬気温。でも外は輝くような紅葉に目を見張るばかりです。

 来週から少し予定を変更することにしました。冬時間の設定です。 これまでの中級はキャンセルして新しい参加者Jさんと初級会話をします。時間は10時から11時まで。その後、これまでの上級クラスを11時から12時までとします。

                        上級の日本語                            

  今日はYさんとHさんが初めての対面だったので、お互いに自己紹介をしてもらいました。Hさんは京大人間環境の交換留学生で、1年の予定で京大に来ています。9月までいたIさんの代わりです。中国の医学歴史が専門で、26歳。地元は中国の西北にある甘粛省、蘭州ラーメンが有名です。主にスープも辛いものが多いです。甘粛省は日本人には敦煌で有名で、シルクロードの莫高窟は良く知られています。

 Yさんはイスラエルの出身で、住んでいるところはガザ地区のそばで危ないです。ミサイルが毎日来ますが、家にはシェルターがありますから大丈夫です。ラストネームはイスラエルでは山羊という意味があり、バイブルでは敵を殺した人でもあります。今、文化活動ビザをもらいました。日本画を描く勉強をする予定です。仕事はパソコン関係でバーチュアル・リアリティーのプログラマーです。12年前日本語学校で日本語を勉強して、観光ビザで来る度に日本の色々なアートを勉強しました。

 

 今日は京都新聞11月30日の記事、京都市左京区の叡山電鉄で、紅葉激混みの客の「積み残し」発生、「単線区間出これ以上・・・」対応パンクどうする ーという記事を読みましたが、時間切れで全部読めませんでした。来週続きを読みましょう。

・タイトルを文にして表しましょう。

・激混み、積み残し、パンプとは?

・双方向型報道とは?

・どんな問題があるか。

・秋ダイヤとは?普段とは何が違うか?

・迷惑だと言っているのはだれか。なぜか。

・ なぜ電車を増やすことができないのか。増結と増便の違いは?

・ これまで叡電はどのような対応をしてきたか。今はなぜ問題が発生しているのか。

・ インバンドとは?

・インバウンドの動き方は?

・何か解決方法があると思うか?

 

                        初級の日本語

 今日初めてJさんが参加してくれました。PNSにようこそ。これから色々な話ができるとうれしいです。Jさんは5年前に44歳でALTとして京都に来ました。今は49歳です。アメリカが好きですが、他の国に住んでみたかったんです。ALTで京都に来られるなんてラッキーですね。2010、12,18年に夫のツアーと一緒に日本に来たことがあります。(夫はギターをひきます。)夫はヤング・アット・ハート(Young @Heart)というコーラス・グループのバンドメンバーでした。一緒に名古屋、東京、大坂 と日本中で公演(こうえん)しました。このグループのメンバーはみんな75歳以上です。ボブ・ディランとかビートルズとか色々な歌をうたいます。新しい音楽もうたいます。今夫はギターだけ弾いています。

今は産業大学で英語を教えています。アパートは上賀茂のそばで、地下鉄北山駅まで12分ぐらいかかります。あのへんはたくさん学生がいて、こんでいます。

 

 さて、来週は 新しい予定で始めます。Jさん、楽しんでくださいね。

2024年11月7日木曜日

11/7/24

  今日は立冬。「秋が極まりの気配がち始める頃」なのだそうです。暖かすぎる、暑いと言っていた10月が終わり、ぐっと冷え込みました。日中でも13°。急に冬間近になったような気がします。

 今日から参加したHさんと会話しました。Yさんは声が出なくなったそうです。季節の変わり目ですので風邪をひいたのではないこと祈ります。

 Hさんは9月27日に日本に来ました。1年間の交換留学生です。杭州の浙江せっこう)大学と京都大学との交換プログラムです。専門は古代史。RさんやIさんと同じ学部です。唐代の、特に医学、漢方の本草・薬草について研究しています。鍼灸も唐代にありました。博士論文執筆中のRさんの専門はは軍事地図だそうです。特に医学。おじさんは漢方師でクリニックを開いています。

 日本のいいる間に旅行したり、日本語の本を読んだりしてみたいです。好きな作家は村上春樹。太宰治も好きです。中国語の翻訳で読みましたが、是非日本語で読んでみたいです。太宰の本が一番好きです。人間失格が有名ですね。好きな本というのは現実に反抗する、歴史と繫がっている本です。ファンタジーも好きです。中国では西洋の本も人気があるけど、赤毛のアンは読んでいません。中国人の子供は海底二万里が大好きです。アリスの冒険も。

 日本については中国にいた時はテレビ、ドラマ、アニメで見ていました。それと、友人が京大で修士課程で勉強していて、たくさん日本のことを教えてくれました。だから、基本的な事は知っています。ここに来てから、想像の中との違いはあまりありません。そして、専門が唐代なので日本が唐代の中国から多くのことを教えて貰ったからか、わかることがたくさんあります。日本は私にとって変な、変わった国ではありません。食べ物は辛いものがあまりないですね。でも、私は辛いものが好きです。他に魚もお酒も好きですよ。日本は野菜も果物もとても高いです。地元は甘粛省なので甘くて大きいリンゴがたくさん採れます。そしてとっても安いです。

  今日読んだ記事は京都新聞11月5日の凡語です。

・ルーシー・モンゴメリについて知っていることを話そう。

・日本人、特に女の子たちになぜ今でも人気があると思うか。

・「世紀をまたいで」 とは?

・赤毛のアン続編ではあんはどのように変わったか。

・松本侑子(ゆうこ)さんはそれはなぜだと言っているか。

・筆者は「アン」はどんな女の子だと言っているか。

・夫婦別姓問題とジェンダー平等の関係を説明してみよう。

・「現代のアン」とはどんな女性か。

今日使った言葉:あめかんむり(雨冠)、雀、天地、就職、紫陽花、募集、観光、戸籍

2024年11月3日日曜日

10/31/24

  長い間参加してくれたCさんの就職が決まり、今日が日本語スペース最後の日です。Cさんは立命館大学の修士課程の留学生でした。論文も書き上げ、一度中国に帰ったのですが、再び来日し日本で働くことにしたそうです。いつか博士課程に入り音声学を専門にしたいとの夢を持っています。日本で就職して、その後大学院に。出来れば働きながら学べればとも言っています。まずは新しい門出ですね。おめでとうございます。

 今日はCさんとYさんでした。Yさんは文化活動ビザの申請をしたもののいつ許可がでるかわかりません。あいかわらず不安な毎日。でも、美術館やギャラリーを回ったり、水彩画を学んだりと活発に動き回っています。今度、ひとまち交流館で展覧会があるそうです。

 今日読んだ記事は京都新聞10月29日「大阪府の男性が語るケイコの苦すぎる記憶」と「ロマンス詐欺で失った金は取り戻せるのか」の二つです。日本ではオレオレ詐欺に始まり詐欺の事件が後を絶ちません。どうして日本ではこんなに詐欺が多いのか話してもらいました。

「大阪府の男性が語るケイコの苦すぎる記憶」

・ロマンス詐欺とは?

・どのようにしてお金をだまし取られるのか。

・巧み、翻弄、肩を落とすとは?

・大阪の男性はなぜ「ケイコ」に好意を持つようになったか。

・男性が最初に不審におもったのはいつか。

・なぜその時にお金を送金し続けたのか。

・詐欺だと疑った結果どうなったか。

・なぜ警察で被害届が出せなかったのか。

・なぜ大金を振り込むまでケイコを信じたと言っているか。

ロマンス詐欺で失った金は取り戻せるのか」

・ロマンス詐欺で失ったお金はとりもどせると言っているか。 

・高橋弁護士は詐欺だと疑ったら最初にどうしなくてはいけないと言っているか。

・分配金を受け取ったり訴えたり出来るケースはどんなときか。

・詐欺の口座の名義人が詐欺本人と違う場合とは?

・大阪府の男性は詐欺と気づいてからどんなことをしたのか。結果は?

・高橋弁護士は詐欺被害を訴える場合、どんなことを考えなくてはいけないといっているか。

・警察が助けられることはあるか?

・「水際対策」とは?

 詐欺の被害に遭って本人が落ち込んでいるのに警察に被害届を出せないのはどうしてか、かわいそうすぎると二人とも思いました。

今日使った言葉:戸籍、出生記録、入籍する、求婚する、泣き寝入り、少年犯罪、必死

2024年10月27日日曜日

10/24/24

 ようやく朝晩涼しくなってきました。でも、日中は依然として25°以上。先週は窯作業中打撲捻挫でPNSはお休みしなくてはいけませんでした。今日はようやく足を引き釣りながら歩けるようになりました。Cさんは面接でお休み、Aさんも仕事が忙しくなりすぎているので今月いっぱいお休み、Kさんも仕事で暫くはお休みとのこと。参加者はYさんだけでした。

 Yさんはこのところビザの申請で日本の入国管理事務所を行ったり来たり。書類を揃えるために奔走していたようです。日本の事務処理の複雑さと多さは日本人でもうんざりさせられます。上手く申請が通りますように。

 今日は先週読むはずだった京都新聞10月14日朝刊から「明日読み解く支えに」から二つのインタビュウ記事を読みました。Yさんはイスラエル出身。現在起きているイスラエル問題についてメディアの対応が良くない事、SNSなどで間違った情報が世界中に拡散されていることも語ってくれました。

「バズる」より信頼できる記事が大事

・バズるとは?

・この人にとって新聞はどのような存在だったか。

・新聞の利点をどう考えているか。

・この人の「新たなチャレンジ」とは?

・「炎上」とはどんな時に使われるか 。

・世間でのこの人の評価は?

・この人の新聞に対する期待は?

自分の視点・知識の幅 知る手がかりに

 ・この人はなぜ新聞を読む方が手っ取り早いと言っているか。

・この人は新聞の多様性をどのように考えているか。

・ なぜ新聞に知らないニュースがニュースがあってもいいと言っているか。

・なぜ「新聞のない世界」は極端な階級社会になると言っているか。

・なぜ新聞が一つしかない社会がおそろしいといっているか。 

今日使った言葉:受動的vs能動的、積極的vs消極的、「視」が着く身近な言葉:視点、視力、近視、遠視

 

2024年9月26日木曜日

9/26/24

やっと日中は30度前後、朝晩は20度ぐらいに下がってきました。今日はちょっと暖かめの秋晴れのいい一日です。1年間PNSに参加してくれたIさん最後の日。明日帰国します。

                上級の日本語

 今日はIさん、Cさん、Kさんと話しました。

 Cさんは先週、無事修士号を獲得。これまでお寺回りをしてきたメンバーに頼まれ、杭州のお寺の案内してきたそうです。楽しんでもらえているだろかと心配。日本語には曖昧表現が多いからなかなか気持ちがわからず気を使いました。現地に遅れたためホテルにチェックインできなかった人がいたため責任感を感じたそうです。参加者は八人、天台宗の天台山に連れて行きました。みんなに頼られているけど頼りになっていないのではないかと心配だったそうですが、こんな旅行に参加できてきっと皆さん幸せだったでしょう。

 Iさんは10日前からGroLivingに住んでいます。今日は初めて会う京大の博士課程の学生とランチ。今週はたくさんのところに行きました。ここのオーナーのMさん、Yさん、Nさんさんと一緒に嵐山へ。嵐山で美味しいピザを食べました。

 Kさんが四川省の九寨溝(きゅうさいこう)さいこうという所を紹介してくれました。千の湖があって、色々な色をしています。そこを見たら他の湖が見られないと言われているそうです。

 今日読んだ記事は京都新聞9月23日天眼から『スポーツ・アニメ立国』のゆくえです。

・大谷翔平はどんな人か。

・岸田文雄首相と何を比較しているか。

・パリオリンピックで日本の活躍をどのように言っているか。

・自他ともにとは?

1970年ごろから日本の経済・科学技術はどのように変わり、21世紀に入ってからはどのように変化したか、またはするか。 

・インバウンド、サービスとは?

・野球を取り上げ、日米間のサービス輸出・輸入をどのように説明しているか。

・大学教育低下の原因はなんだと言っているか。

・佐和教授が案じていることは何だと思うか。

中級の日本語 

 2週間前から参加しているLさんと熊野古道(くまのこどう)を旅していたためお休みだったAさん今日初めて会いました。お互いに自己紹介をしてもらいました。

 Lさんは京大の修士課程 (しゅうしかてい)の学生。中国河南省洛陽(ちゅうごく・かなんしょう・らくよう)の出身。伏見向島に住んでいて、ちょうど一年前に日本にきました。趣味はサッカーをすること。毎日、午前は会社へ行って、午後は大学にもどってじっけんをします。京大での勉強はとてもリラックスしています。教授にテーマをもらってそれを自分で考えて研究するというやり方です。

 Aさんは30年前に日本に2・3年いたことがあります。今回は来て2年目です。ローマで生まれて、イギリスでそだちました。でも、オーストラリアに長く住んでいました。なぜ日本に来ましたか→30年前に仕事をしていましたが、日本の文化がおもしろいと思いました。そして日本が第二のふるさとのように感ずるようになりました。仕事はイラストレーターで今は週に2日木版画の勉強をしています。

 この2週間、Aさんは熊野古道(くまのこどう)を歩きました。まず、バスで高野山(こうやさん)に行き、宿坊(しゅくぼう)で2泊(はく)。そこから1000メートルぐらいする山を四つこえ、ヘビ、くま、さる、しか、いのしし、マムシに出会いながら山道を18キロ歩きました。ほとんど人には会わなかったそうです。山ごえは4日間かかりました。19日に家に帰り、20日はせんたくをしたり休んだりして、21日からは新潟(にいがた)の八海山(はっかいさん)に修験道(しゅげんどう)のグループとのぼったそうです。

 Lさんも山登りが好きなので、たくさん日本の山について教えてもらいました。
 

2024年9月20日金曜日

9/19/24

 昨夜は中秋の名月、今日から彼岸の入りです。暑さ寒さも悲願までと言いますが、今日も猛暑。湿度も高く、秋の印象はあまりありません。

                上級の日本語

 今日も賑やかな日本語スペースでした。RさんとCさんはお休み。Iさんはこれから帰国までGroLivingの住人になります。Kさん、Jさん、Yさんと四人で話しました。Yさんが絞り染めを習い始め、伝統文化を守る人が少なくなっていることについて話し合いました。中国でも伝統劇、京劇を続ける人が減少しています。京劇の存続は国の役割ですが、地方の演劇黄梅は本場が安徽省だから存続は省の役割です。日本と同じく若い人はこのような伝統芸能に興味を持たないので続けることが難しいです。日本の伝統文化に関する技術なども後継者がいなくて問題なのと似ています。歌舞伎など世襲制の強い伝統芸能の話から戸籍についても話しました。中国の戸籍は2000年前に遡り、木簡のように竹の書いた物を繋いで記しました。日本の戸籍制度は中国から来ているのですね。

 今日は京都新聞18日の記事で『文化庁の国語世論調査「もふもふ」五割超が使用』 です。

・この調査をおこなったところは?調査結果で分かったことは?

・筋金入りとは?

・それぞれの慣用句で新しい意味と本来の意味の違いについて説明してみよう。

・新しい表現四つを使って文を作ってみよう。 

 中国語でキュンキュンの使い方と似ているのが「小鹿乱撞」。胸の中で小鹿がぶつかる音を現してしているそうです。毎日聞く強調を表現する「めっちゃ」ですが、その前は「超」が流行りました。2018年に台湾からスタートした若者言葉だとJさんが教えてくれました。英語ではI have butterflies in my stomachでしょうか。ちょうちょで表現するのと似ています。

 もう一つの記事は『夫婦別姓』に関してでした。中国は結婚したから姓が変わるという事はありません。イスラエルは女性が大抵夫の姓を使います。時々好きな名前に変える場合もあります。でも、中国もイスラエルも子供は夫の姓を使います。姓も名前も自由に好きな変えられたらいいねという話もしました。

 中級の日本語

先週から上級の日本語参加者が中級に残ってくれ、色々な話をしてくれます。時間になってもLさんが現れず、どうしたのかと思ったら寝坊。まずは今週何をしていたのか話してもらいました。 Lさんの専門は土木で業者の人も一緒に土の実験をずっとしていました。今していることは地震(じしん)の液状化(えきじょうか)がおこるときに地面(じめん)がどのようになるか

中空ねじりの実験(じっけん)です。毎年のように地震がおきる日本です。じしん被害(ひがい)の研究(けんきゅう)がすすむといいですね。

 Yさんが以前にセクハラをうけたことから自己防衛(じこぼうえい)のためにKarav maga・クラヴマガをならったそうです。それで、それについて話してくれました。「今でも戦火(せんか)の絶(た)えない紛争地帯(ふんそうちたい)をかかえるイスラエルで、軍(ぐん)、警察向け(けいさつ)に開発(かいはつ)された生き残(のこ)るための戦闘術(せんとうじゅつ)」で今は一般(いっぱん)の人たちも使えます。Lさんが「ちょっとおしえて」というのでデモンストレーションをしてもらいました。

2024年9月15日日曜日

9/12/24

  暦の上では残暑というのでしょうが、まだまだ人間にとっては夏の最中のようです。自然界でも秋の虫が鳴き始め萩もちらほら咲き始めています。

                    上級の日本語

 今日はIさんは帰国準備のため、Rさんは北海道旅行、Cさんはアパート探しのため欠席。Kさんと新しい参加者Jさん、以前の参加者Yさんが戻り、ゲストのKさんを交えて話しました。

 Jさんは中国福建省の出身で京都は2年半になります。京大の博士課程で防災について研究をしています。Yさんはコンピューターのソフトウエアエンジニア。仕事をしながら今回は日本の絞り染めを習います。

 今日読んだ記事は京都新聞9月10日の「語学磨き憧れの原書翻訳」という記事です。

・大杉さんがイタリア語に出会ったのはいつ、どこで、何がきっかけだったか。

・イタリア語を学習して「ヴェニスのユダヤ人」を翻訳しようと思ったのはどうしてか。

・ゲットーとは何か。起源は?

・どうしてゲットーに興味を持ったのか。

・「ゲットーの壁は浸透性のある壁だった」とはどういう意味か。

・ベネチアがユダヤ人を受け入れていたのはどうしてか。

・大杉さんと藤内教授の関係は?

・大杉さんの翻訳した本の魅力は何だと藤内教授は言っているか。また、共生はどうか。

・また、ナチスによるユダヤ人迫害やイスラエルのガザ侵攻について何と言っているか。 

この記事を読んで参加者の語学学習のきっかけについても話して貰ったり、ゲストKさんについて質問、最近Kさんが訪れた癩病患者の収容所のことも話して貰い、差別や分断について話が広がりました。

                    中級の日本語 

 今週と来週はAさんは熊野古道を歩いています。新しい参加者Lさん一人の予定が上級の参加者全員が残り、賑やかな日本語スペースになりました。

 Lさんは去年の10月から京大の土木科の修士課程で土の力学を専門に勉強しています。研究室は宇治キャンパスにあります。中国河南省洛陽の出身で京都のようにおてらがたくさんあります。中国の歴史上、首都になったところです。妹さんは12歳で、一人っ子政策が解除されてから生まれました。Kさんの弟は一人っ子政策がとられていたときに生まれましたが、両親が他の省に行って産んで帰ってきて罰金を払わなくてはいけませんでした。

 宗教は佛教を信じているわけではなく、ないそうです。今日出席している全員が宗教があありません。 日本人は生活の中の習慣としておひがん、おぼん、地蔵(じぞう)などがあり、お正月には神社に初詣(はつもうで)に行きます。日本人はうまれたときは神社、結婚はキリスト教の教会、死んだときはお寺と言うのは有名です。

 日本語スペースにくる参加者にとって日本人の友だちが出来ないと言うのが悩み(なやみ)です。なかなか同じ年代の日本人とは話し辛い、話すときに気を遣わなくてはいけない、何を話したら良いかわからないそうです。日本語スペースに来てくれる日本人の若者はいませんかね。

 

 

 


2024年9月7日土曜日

9/5/24

  9月に入ったというのに京都はまだ猛暑日が続いています。今日は9月という節目もあってIさんのさよならパーティをみんなでしました。初めて日本語スペースに来てもう1年たったのですね。そして、以前の参加者CさんとYさんももどってきて賑やかな午後を過ごしました。




 

2024年8月30日金曜日

8/30/24

  今日は時間を見間違えていて15分遅刻。Iさんが待っていてくれました。台風のためRさんとCさんはお休み。Kさんは20分遅れで参加。今日あたり台風が来るのか来ないのか、かなりゆっくり進んでいるようです。

            上級の日本語

    先週見つけたネット上の論文 「中国人留学生の原爆被爆とヒロシマ」を報告してもらいました。広島大学に在学中被爆した中国人留学生の被爆体験を明らかにしたものです。中国人に限らず彼らのような在外被爆者は長い間被爆援護が行われませんでした。また広島・長崎で被爆した中国人は、強制労働者達、台湾籍の被爆者たち、そして12名の留学生たちでした。その内6名がなくなりました。強制連行された被爆者達は母国に帰った後も強制連行、被爆、スパイ容疑と3重苦に悩まされ、人間の尊厳を失うという結果になりました。

 日本でも言われていますが、中国でも戦争体験のはなしはしたがらないそうです。戦争被害の記念館はあっても加害者側からの資料はまとめられていないのは世界共通でしょうか。原爆、戦争、原子力発電の必要性などについて考えさせられました。 

今日の記事は京都新聞「天眼 五輪疑獄」です。筆者の上野千鶴子氏の記事は度々取り上げてきました。中国では大変人気のある学者だそうです。

・新聞媒体はなぜテレビやネットと競争できないのか。

・上野氏は新聞の五輪記事について何と言っているか。テレビ報道はどうか。

・ 「平和の祭典」をなぜ批判しているのか。

・スポーツ起源説とは?

・なぜバッハ会長は「ぼったくり男爵」と呼ばれているか。

・日本の五輪招致であったスキャンダルは?

・トカゲの尻尾切りとはどういう意味か。

・なぜアスリートに日の丸を背負ってほしくないと言っているか。

・中国にもここにかかれているような「おみやげ」はあるか。

今日使った言葉:某、太刀打ちできない、うんざりする、和平->平和、ぼったくる、うやむや、とかげの尻尾切り

            中級の日本語

 中国本土には台風はなかなか行きませんが、杭州では時々学校が休校になります。オーストラリアはサイクロンが来ます。時期的には2月から3月頃ですが、メルボルンにはあまり来ません。今はサイクロンシーズンではありませんが、今週は天気が悪いそうです。 今日はAさんとSさん、Sさんはもうすぐ神戸に行くので今日が最後です。短かったですが、楽しい出会いでした。

 3人で話していたら「これは何ですか」とグローリビングの住人があらわれました。Bさんといってフロリダ大学で4年間日本語を勉強しました。日本は初めてでコンピューターソフトのエンジニアです。JaLSという日本語学校でも2週間勉強しました。その後、Bさんを交えて4人で話しました。

 Sさんの予定について話してもらいました。神戸の後は高松に行きたいです。そこから直島や豊島をまわりたいです。最近、高松はとても人気があります。瀬戸内国際芸術祭(せとうちこくさいげいじゅつさい)が開かれます。Aさんは来年4月に友だちと高松で会うよていです。友だちは何でもはやめにする人なので、エアーB&Bに予約(よやく)を入れようとしたのですが、もうたくさん予約がはいっていました。とても人気がありますから。

 たばこについての話題(わだい)も出ました。20年前の日本ではたばこのにおいとけむりで大変でしたが、最近はどこも「禁煙(きんえん)」になってよかったです。Sさんのオーストラリアの家ではたばこは自分の家の庭(にわ)だけでしかすえません。Aさんのお父さんはパイプをすっていたのでパイプたばこのにおいにはなれていました。最初にひこうきで禁止されたのはパイプでそのあとでたばこでした。たぶん、パイプたばこをすう人が少なかったからでしょう。 

 高松のあと、Sさんは東京へ。東京で日本語の勉強を続け、日本語けんていしけんを受ける予定です。東京でもがんばってください。

  

 

2024年8月27日火曜日

8/22/24

            上級の日本語 

 いつまでも続く猛暑。連日37度、38度の暑さです。沖縄の方が気温が低いというのはどうしてでしょうか。久しぶりに会ったPNS参加者は暑さにも負けず元気な顔を見せてくれました。この二週間、Rさんは論文の最終段階。着々と進んでいます。Iさんはご家族が来日。日本に対して良い印象を持ったと話してくれました。大阪の海遊館が一番好きだったとも。Kさんは引っ越しをすませ、新しいアパートに住んでいます。

 今日は京都新聞8月14日の記事から「広島で被爆死した米兵捕虜」という記事を読み、原爆について話し合いました。

・米軍公文書館で明らかになった事は何か。

・今年1月にGHQの調査報告書にかかれていたことと何が違うか? 

・今回の文書を作成するのに元となった資料は?

・捕虜だった10名の行方はどのように記されているか。

永井教授は残り2名は被爆死ではないと言っているか。

・今回の資料開示によって国防相は彼ら原爆の犠牲者をどのように扱おうとしているか。

・アメリカの捕虜・行方不明者はどんな機関が中心となって調査しているか。また、どのように扱われているか。

原子爆弾・戦争について考える事、思う事は?

・中国人留学生の被爆死についても調べてみよう。

            中級の日本語

 もうすぐSさんは 京都から東京に引っ越します。ワーホリと言っても仕事をしないで日本語の勉強に集中できるそうです。Aさんは相変わらずイラストの仕事と版画。でも、大好きなイラストですから苦痛ではないそうです。

 二人とも大文字の送り火を楽しみました。Sさんは銀閣寺近くの友人の家で送り火をみました。二階からだったので大の字の上の方しか見られませんでした。Aさんはかも川デルタから。大の字が正面(しょうめん)に見えたのですが、その大の字から「霊(れい)」が天にのぼるようなふしぎな写真がとれました。

  オーストラリアには死者(ししゃ)のたましいを迎え、また送り出すような行事はないといっていましたが、アボリジニの文化にもないのでしょうか。11月にあるメキシコの「死者の日メリダ」が日本のお盆(ぼん)に近いのかもしれませんが、世界中に死者(ししゃ)のたましいを敬う行事はたくさんあります。

 Aさんが9月に予定している「修験道(しゅげんどう)」の 話をしてくれました。熊野古道(くまのこどう)を約二週間かけてあるきます。

 

2024年8月4日日曜日

8/1/24

                        上級の日本語

  京都は例年よりも更に暑くなり、毎日が熱暑、猛暑。久しぶりに顔を合わせた参加者、IさんとKさんはこの暑さにもめげず元気。Rさんは論文最終段階のためお休み。

 今日はゲストに鍼灸師のI先生に参加して頂きました。上級クラスは中国からの留学生なのでぽろっと出るI先生の中国語に大変流暢とのコメント。中国には学生の時から20数回訪れ、留学までされた方ですので、すんなりと日本語会話スペースに入る事が出来ました。

 今日は京都新聞7月29日の記事から「京都府南部で数千万円の金が一夜で飛ぶ花火大会 なぜ続ける 懐かし府内最大の大会なくなっても」です。

・風物詩とは? 夏の風物詩と言えばどんなものがあるか。

・宇治川花火大会は今年も行われるのか。

・京都府の今年の花火大会の予定は?

・花火大会を行う場合、どのような事が問題視されるか。

・城陽市、木津川市、笠置市が今年も花火大会を行う理由はそれぞれ何か。また、住民の理解を得るためそれぞれどんな工夫をしているか。

 I先生の趣味のひとつが俳句。「花火」は夏の季語である事、また「俳句歳時記」、季語だけが載っている・風物詩が入っている辞書を紹介してもらいました。これは俳句を詠む人が使う辞書だそうです。最近は若者が少しずつ増えていて、声に出して読んだりメロディーを大切にするようになったということも話されました。 

 一方、日本では中国の李白、杜甫の五言絶句など高校で少し習います。Iさんの出身地安徽省に李白の墓があり、地元の人たちが大変誇りにしているのだと話してくれました。

 俳句には中国の文化がたくさん入っていて、七夕も夏の季語。中国を尊敬している事の表れですね。今、ネットや雑誌、句会も日本中にあって、多くの人々が参加しているそうです。

 花火と金魚を詠んだ俳句を紹介してもらって、俳句の風景を話し合いました。

 遠き闇 終の花火と 知らで待つ (野澤節子)

 踏切を いってき濡らす 金魚売り

                        中級の日本語 

 上級とおなじように今日の参加者SさんとAさんが自己紹介(じこしょうかい)をしました。

 ゲストのI先生にも質問しながらどんな人かを聞きだしました。途中でここの住人(じゅうにん)のNさんが参加。Nさんは日本語がはなせません。それで、Aさん、Sさんが英語に通訳しながら何とか会話に入ってもらいました。

 Nさんはチェコ人、京都に五週間いる予定で、その後、まだ予定は決めていないけれど、フィリピンやハワイなどに行くかもしれないそうです。京都に土曜日の夜つきました。チェコからドハで乗換え15時間かかりました。まだ時差ボケで時間に間に合わなかったとあやまっていました。京都へは友だちの紹介(しょうかい)で、どんなに暑くても京都に行く価値(かち)があるといわれました。デジタル・ノマッドのビザで来ています。

 Nさんの次の訪問についてSさん、Aさんがオーストラリアはどうか聞きました。でもオーストラリアはサメやヘビなどこわい動物がいるので考えたくないとの事。その後、へびの話が広がりました。日本の山・いなかではまむし、おきなわでははぶに気をつけなくてはなりません。オーストラリアではカーペット・スネークというのが家の中まではいってくるそうです。小さなネコは気を付けなくてはいけませんが、人間には害(がい)がありません。 それにしても家の中に入ってくるのは困りますね。

  Sさんは先週、二条城のライトアップを見にいったけれど、とても小さいイベントでがっかりしたそうです。Aさんは週末、建仁寺のイベントに行ってみます。みなさん、暑くても精力的(せいりょくてき)に京都を楽しんでいますね。

 



 

2024年5月31日金曜日

5/30/24

  今日から6月半ばまで渡米のため私はお休みです。その間、友人でベテラン日本語教師のM先生がPNSを担当して下さいます。M先生は米国東海岸の大学で長く日本語教育に携われ、現在はマサチューセッ州と京都を行ったり来たりしながら退職生活をされています。きっと楽しいPNSの集まりになると思います。6週間宜しくお願いします。

 Iさんの翻訳した本が形になって送られてきました。以前も聞きましたが、著者はロシア人 でアメリカのコロンビア大学で博士号を取り、現在ドイツで研究を続けている人です。RさんとIさんの指導教官はは中国六朝と唐の時代の地理、歴史、政治・法律の専門家です。本のタイトルは中国古代のネットワーク。中国語では網絡と言います。価格は1800円(1元88円)分厚い本ですが安いですね。中国で印刷されました。Rさんは論文を11月に提出する予定ですから、相変わらず執筆に忙しくしています。

  今日はM先生を交えての交流です。今日は「コンビニ誕生50年」という5月24日の京都新聞デジタルのビジュアルニュースを読みました。中国では「便利店」といいます。

・コンビニとは?どんな物を売ってるか。またどんなことが出来るか。

・知っている京都のコンビニにはどんな店があるか。

・中国にもあるか。日本のコンビニとの違いは?

・現在のコンビニの課題は何か。

・ 日本で最初のコンビニはいつどこでだれがどのように始めたか。

・コンビニを始めるときに問題になったのは?

・コンビニでおにぎりを売り始めるときに問題になったのは?

・PBトは何か。

・フランチャイズとは?

・ 地域によって多く見られるコンビニは?

・時短を始めた理由は何か?

・最近コンビニの店員はどんな人が多くなってきたか。

・彼らはどのようなことに貢献できると言っているか。

・企業側はどのような努力をしているか。

・コンビニでアバターはどのように使われているか。

・コンビニは将来どのように発展・進化していくと思うか。 

・将来コンビニにあってほしい、または出来たら良いと思うことは何か

                              「中級の日本語」

 AUにかえるとAさんはときどきバイロンベイやゴールドコーストでサーフィンをします。サメはこわくないか、というのがほかの人のしつもん。Aさんは海に行ったときはサメがいないかいつもよく見ます。海に入る前もいつもサメが見えないチェックします。海の中に影(かげ)が見えないか見ます。クラゲの質問もしました。クラゲは風の方向によって出てきます。

北風があったらクラゲが出ます。ナイアッドという映画は本当の話ですが、ドキュメンタリーではありません。普通(ふつう)の映画です。とてもおもしろい映画です。

Sさんは6月23日までグローリビングにいます。でも、その後まだ京都にいるよていです。祇園のエアーB&Bにうつります。ほんとうはここをのばしたかったです。でもいっぱいでのばすことはできませんでした。

 Aさんがたのしみにしていた壬生寺(みぶでら)のおまつりは雨でキャンセルになりました。強い雨じゃなかったからキャンセルはどうしてかなと思いました。祇園祭(ぎおんまつり)はコロナで4年キャンセルしました。去年はありました。京都はたくさんまつりがあります。前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)があって、その間に色んなことが見られます。前の晩は宵山(よいやま)、その前は宵々山(よいよいやま)だからじゅんびをたくさん見ることができます。葵祭(あおいまつり)がいちばんふるいおまつりです。ぎおんまつりはホントに始まったのは壬生寺からです。600年頃から。疫病(えきびょう)の後、100年ぐらいに壬生寺から八坂神社(やさかじんじゃ)に移りました。あおいまつりは向かい側でみたけどつまらない。あるくだけ。音楽がありませんね。時代祭(じだいまつり)は出発前に見に行くとおもしろいです。御所です。

 Sさんは日本人とAUのカップルに会いました。東京より京都の方が混んでいると言っていました。東京はとても大きいですからね。

 大雨の後で、鴨川(かもがわ)を散歩しました。水が増えてすごい音でした。ちょっとこわかったです。今も。月曜夜はかみなりでした。

 Aさんは30年ぐらい前に京都に3,4年ぐらいいました。Auに20年ぐらいいて2010年から毎年日本に来ていました。町家を買って去年から住んでいます。月曜日にあたらしいビザをもらいました。

 Sさんは大阪入管(にゅうかん)京都ブランチにいきまました。6月家族の結婚式に中国へ行くけれどまた日本に帰ってくるつもりです。空港で再入国の紙を書かなくてはいけません。在留カードがあれば大丈夫です。1年のビザを延期したいです。中国から帰ったときに行ってみます。

 Aさんのビザ更新(こうしん)は四週間ぐらいかかりました。

2024年5月26日日曜日

5/23/24

  昨日後輩の研究発表がありました。古代中国の軍事についてでした。Iさんも京都にいる間に論文が終わったら発表するつもりです。6月頃になるでしょうか。現在後輩は6人、残り5人は修士課程の学生です。Iさんは日本語で発表し、流石人民大学と言われるように頑張る予定です。でも、先生の反応はちょっと怖いです。だから、最近は遊びのイベントすべてキャンセルして論文に集中しています。

 Rさんは相変わらず博士論文に明け暮れています。博士課程の論文ですから大変な作業ですね。

 今日読んだ記事は京都新聞5月19日の天眼から「戦争トラウマは世代間連鎖する」です。

・トラウマとは何か。どんなトラウマがあるか。

・世代間とは?

・団塊の世代とは?

・戦争に行った人たちはどんなトラウマがあるか。またそれは生活面でどのように現れるか。

・抜け殻とは?

・戦後の女あまり現象とはどういう意味か。

・戦後復員兵の子どもたちはどのような経験をしたか。

・ひきずるとは?

・軍隊経験者が高齢になって周りの人たちが気がついたことは何か?

・アメリカでトラウマという言葉が定着したのはいつか? 日本では?

・カルテ、ドラム缶とは?

・なぜ日本では戦後トラウマが取り上げられなかったのか。

・中村江里さんの「戦争とトラウマ」 についてわかったことは?

・上野氏は、なぜ戦争トラウマは世代をこえて連鎖すると言っているか。

 団塊の世代が学校に行っていたときは1クラス50人、クラスがたくさんあったのだという話をしたら、中国では1クラス 小学校では60人がふつうだったそうです。最高は90人。今でも40人ぐらいいるのではということでした。教師は生徒の名前を覚えるのが大変ですね。でも、最初名札をつけていても先生は全児童の名を覚えるのだとか。さすが山東省(Rさんの故郷)とIさん。山東省の人は頭が良い、勉強家、記憶力が良いという印象が強いそうです。

 Iさんの翻訳した本はやっと出版されました。指導教官から論文も学術誌に掲載されると言われました。古代歴史の研究は台湾と交流があります。学問レベルで台湾と交流があるのはいいことですね。

                    「中級の日本語」

 今日はグローリビングに泊(と)まっている新しい人が参加(さんか)しました。Rさんです。Rさんはこの近くのスタジオでヨガを習っています。マイソール・スタイルのヨガです。Aさんも同じスタイルのヨガを毎日30分ぐらいしています。このスタイルはインドの南の場所ではじまって、AさんのAUでのクラスでは9時から11時まで先生がヨガをしていて自分が好きなとき好きな長さでヨガをします。シドニーでクラスにいきました。Aさんは毎日30分ぐらいヨガをして、その後で走っています。神社はかいだんがたくさんありますね。大変です。88ヶ所巡りの時はたくさんあるいていました。毎日たぶん25キロぐらい歩いていていましたが、神社に来るといつもかいだんがあります。大変でしたよとAさん。

 Sさんは鴨川をあるいて、カフェで勉強しています。となりの工事(こうじ)は今は少し良くなってオーケーです。

 Rさんは日本に来る前マイアミに住んでいました。大学はボストンで修士(しゅうし)はフィラデルフィアでビジネスを勉強しました。でも、出身はウクライナの東の小さな町です。今、まだ親戚(しんせき)が住んでいます。おばあさんはどこへも行きたくないけど、他の家族は国を出た方がいいと思っています。とても難しい問題(もんだい)です。

  Sさんは先週大阪で友だちに会いました。レストランでごはんを食べました。お好み焼きはとてもおいしかったです。夜11時ごろ帰りましたが、そのときのバスはとてもこんでいました。たくさんの若者達(わかものたち)でいっぱいでした。外国人じゃなかったです。きっと何かイベントがあったかな。東京の終電(しゅうでん)、終バスは11時半ごろだからびっくりしました。それから抹茶(まっちゃ)パフェのカフェで神戸の友だちにあいました。その時、中学生の修学旅行(しゅうがくりょこう)の子どもたちがたくさんいました。私たちが英語で話してるのを見て、英語で話しに来ました。子どもたちはちょっと英語を練習したいのでしょう。Aさんは銭湯(せんとう)で時々小さい子供にとても興味をもたれるそうです。 

 Aさんは相変(あいか)わらず仕事、イラスト、相撲(すもう)をみる毎日です。今週はS 先生の展覧会にいきました。すごい人気でたくさんの作品(さくひん)がうれました。S先生もとても元気でいっぱい話せて良かったです。今週は晩ご飯を友だちと一緒(いっしょ)に食べる予定です 

 先輩(せんぱい)のYさんは今まだイスラエルにいます。もうすぐ台湾(たいわん)に行ってその後10月頃また京都にもどるよていです。けれど、家族がイスラエルだから難しいですね。外から国の問題を見るのと中から見るのではまたちがっていると思います。

 

2024年5月17日金曜日

5/16/24

 朝、急に雨。バス待ちの間に雨は止んだものの比較的肌寒い一日。なかなかすっきりとした春の日がありません。今日はR さんとIさん。

 Rさんは先輩に頼んで論文の査読をしてもらいました。我々一般人が読んで分かる内容ではないので、同じ専門の人にお願いするしかありません。でも、その先輩は1ヶ月半で四万五万字の内容をチェック。すごいですね。

 Iさんの方も論文で忙しくなりました。先週京セラ美術館に行っていたとき、指導教授からメッセージが届きました。それ以来、論文を本格的にやり始めました。資料は全部デジタル版で入手できるので不自由しません。

 今日読んだのは5月12日の京都新聞、「銭湯で未明に風呂掃除」という記事です。

・未明、夜な夜なとは?

・誰がどこで何をしているか。どうしてか。

・そのサークルが発足したのはいつか。消えそうになったのはいつか。なぜか。今はどうか。

・サークルを立て直した人はどんな人か。

・京大生だけが入っているサークルか。

・この人たちが 活動するのはいつか。どのぐらいの頻度で活動しているか。

・今のリーダーは何代目か。彼はなぜ銭湯が好きだと言っているか。

・サークルを立て直すために彼がしたことは?また体を張ってしたことは?

・この活動はどのように広がっているか?

 今回も高齢化の問題について話が出ました。中国にはベビーブームという言葉がありません。でも、戦後子供が増え、国の政策として1973から2015まで一人っ子政策が続きました。今は少子化が問題です。一人っ子政策の間でもこっそり二人目を産んだ人もいたり、罰金を払わせられた人もいました。中国の銭湯の文化は東北が有名だと思います。映画館も入っています。あかすり文化もあります。安琪省には有名な大きい建物があり、レストランとかもあり、一日過ごせるところです。ラムネ、牛乳風呂は中国にもあります。

 変わった名前についても話しました。Rさんはこの間銀行で「ごみ」という名前を見て驚きました。変わった名前と言えば、中国では「死」という名前があります。少数民族の名前です。もともとは四文字の名前から変わってきました。山東省の名前で、画数が多い「竈」という意味の名前もあります。「うんち」とか「死体」という意味の名前もあるそうですが、本人は困りますね。

                    「中級の日本語」

 今日はAさんだけ。Sさんは友だちに会いに行っています。Aさんはあいかわらず今週も忙しかったそうです。

 イラストの仕事です。京都ジャーナルの私の部分は終わりました。今日の午後はS先生の展覧会に行くつもりです。月曜日は新しい学生の手伝いをしました。S先生は画廊(がろう)にいたから、その学生と合って、版画のほりかたとか色々手伝いました。とてもおしゃべりな人です。まだ二十代のわかい人なのでアートは何か、お金を稼げるか、など悩み(なやみ)が多いです。とても注意深くて間違いたくない人だと思います。神経質(しんけいしつ)な人なのでしょう。大学でアートを勉強して、今はS先生のところで勉強しています。

 来週は19日壬生寺(みぶでら)から大宮など家の前の通りを地元(じもと)のおまつりの行列(ぎょうれつ)が通ります。去年、私の家の路地(ろじ)から見ました。ローカルの祭の方が楽しいです。

 出町座(でまちざ)の人と話したいです。出町座にとって私の父の古い映画を見せるのは面白いことでしょう。だから父の映画のことを話したいです。私のアイデアや、彼の映画の上映について頼むよていです。質問に応えられます。Sleuth, No way out, Ghost +Mrs Muir、この三つは日本人にとって面白いと思います。

 濱口の新しい映画を見たいけどサブたいとるがありません。たぶん、物語を理解していくとわかるかもしれません。ダビングはモダンな英語の声なのでよくありません。サブタイトルもスペースが限られているから難しい仕事ですね。

 名前の話もしました。スコットランドは名前にMc-、アイルランドはOではじまります。英国は色々です。昔の仕事の名前もおおいです。ドライバー、ベーカー、スミス、ユダヤの名前は英国風に変えた人がいました。アメリカに行ったときに名前を変える人もいました。お爺さんは1900年ぐらいにアメリカに行ったから、その時に彼の名前を変えるかと聞かれたそうです。マンコビッチは長いし発音はむずかしいですね。私が子供の時、先生が出席を取るとき読み方がわからないときがあありました。他の子たちからもばかにされました。モンキーとかいわれて。今はニックネームで時々マンゴーを使いますよ。

宇良、高安、大野里、いいですね。三日目に高安は休場して残念です。宝生流、若元治も応援(おうえん)しています。うらは親切(しんせつ)、丁寧(ていねい)で大好きです。ふかくおじぎをします。宝生流ははやくてふかくないです。四時はまだ仕事の時間なのでコンピューターでチラチラみながら応援します。夜ダイジェストを見ます。一日に2時間、日本語を聞くのもいいですね。

今日使った言葉:おじぎ、ふかくする、〜つもりです、家を出る、〜かと聞かれた、かせぐ、しんけいしつ、まじめ


2024年5月16日木曜日

5/9/24

 寒かったり暑かったり。今年の春はとても温暖さの激しい毎日です。三十度以上の日もあれば、15度ぐらいに下がったり。少しお天気が落ち着いてほしいですね。

 さて、RさんとIさんは、先週のNihonngospaceの後中華料理屋へ行きました。とても辛くて美味しかったそうです。本格的な中華だったのでしょうか。豚の耳の料理など四種類も注文しました。その日はあまり混んでいなかったようです。でも、料理はめっちゃ辛いのだそうです。そして、そのすぐ後で、Rさんはお腹をこわしてしまいました。しばらく中華料理は食べられないと。うーん、二人で四皿ねえ。クラスが終わってから、どこか野菜が多いあっさり味のレストラン知りませんかと尋ねられましたが、レストランはたくさんあっても外食しない私は推薦しようがありませんでした。残念。

 Rさんはもちろん週末はいつも勉強。でも、京セラ美術館にIさんと行って村上隆展と京都グラフィーの写真展を二つ見ました。村上の作品は最初はかわいいと思ったけれど怖くなりました。妖怪やものの怪の絵がたくさんありました。

 この日読んだ記事は「残業多い、モンスターペアレント大変そう、先生目指す人なぜ減った?京都の若者がホンネ」という5月6日の記事です。

・ パネル討論のトピックは?参加者はどんな人たちか?場所はどこか?

・どのような意見かでたか。

・ ファシリテーターとはどういう意味か。

・高校生からはどんな意見・イメージについて話されたか。

・教員になる為のプロセスは?

・ICTと教員減の関係は?

・教師の魅力についてはどんな意見が出たか。

・原さんが強調する教師になることの魅力は何か。

 中国では教員は魅力的な仕事で先生が多いのだそうです。少子化問題もあってオーバードクターも多く、博士号を取っても寮の管理人をしている人もいます。高校の先生の数は省によって違います。

 来週は上御霊神社の祭りがあります。中国も先祖の霊を祀る行事が多く、広東省では伝統的な踊りとか歌、広東省では青龍朝会という有名な祭があります。

 

                    「中級の日本語」

 

 Sさんは来週休みます。友だちが東京に住んでいます。AU高校の友だちです。でも、英語は下手。Sさんは11年生の時にAUに行きました。その時たくさん手伝ってくれました。友だちは12年生の時、日本語を勉強しはじめました。アニメと漫画が大好きですから日本語はとても上手になりました。Sさんは水曜日に学校に行って、その後、大阪に行って晩ご飯をいっしょに食べます。Aさんが新世界のあたりは本当に面白いと教えてあげました。たぶん心斎橋のあたりに行くでしょう。

 Sさんはとなりの工事がうるさいので、さいきんはカフェで勉強します。一週間に3日ほどとてもうるさいです。

 今年の春の天気が変です。でも去年はもっと寒かったとAさん。京セラの京都グラフィーの写真展に行きました。日本の戦争の後の感じがつよく、新しいアプローチ、イメージの写真でした。多くの写真は色々インスタグラムだけように思います。

 Aさんの第一言語は英語です。でも、子供の時スペインに住んでいてフランスへよくいきました。だから、英語もフランス語もわかります。日本語を勉強していますが、日本語には英語でひょうげんできない便利な言葉があります。例えば「元気?」は英語で言いませんね。

 週末は法然院で友だちの絵の展覧会がありますから、それに行くつもりです。映画が大好きですから見たいですが、大きい映画館で上映(じょうえい)している映画にはで英語の翻訳があります。英語の映画は良いのですが、外国映画、例えばポーランドの映画は聞いてわかりません。そして日本語のサブタイトルを読むのはとても難しいです。

 Sさんがオーストラリアに住んでいたとき、オンラインで日本語の練習をしていました。その日本人とインスタグラムを交換しました。「関西に来たら連絡して下さい。」と言われたので、その人と会いたいです。その人は神戸に住んでいます。

 ここ(グローリビング)に住んでいる人は全員英語が話せます。ドイツ、シンガポールの人たちです。私にとってスペイン語、イタリア語、フランス語、ドイツ語より英語の方がかんたんです。4月にここの人たちと花見をしたけど、その時は花がありませんでした。みんな英語だけで話しました。さっき出かけた人はドイツ人です。ここは他に比べて安いし、鴨川、御所に近いから決めました。自分のトイレと台所が付いていて便利です。

 

 

 

2024年5月5日日曜日

5/2/24

 京都はゴールデンウィークも観光オーバーツーリズムで大変な混みようです。RさんもIさんもどこへも行かず勉強。Iさんが遅いので不思議に思っていたら、どうもiPhoneの目覚まし時計機能が機能しなかったようでIさんは朝寝坊。Rさんとランチの約束もあるし、大幅に遅れて参加ということになりました。ランチは最近高野に出来た中国江南省料理のお店だそうです。日本人にとっては辛い中国料理と言えば四川省を思い浮かべますが、それよりもっと辛い料理です。来週どうだったか報告して貰いましょう。

 RさんもIさんも週に一回授業に出席しています。中国歴史の専門なのでテキストは全部中国語。でもここは日本なので訓読しなくてはいけません。中国人にとってはちょっと難しいでしょう。日本人にとってもすべて中国語なので10人ぐらいのゼミに2人しか日本人がいません。

 今日は先週、先々週から持ち越した記事「京都人すらしらない〜」と「京都人だけが知っている〜」を読了。その後で「タイパ重視世代の新入生へー言葉の持つ力を研究する京都大学教授のメッセージとは」を読みました。最近、私も新聞読んでいてはて?この意味は?という言葉によく遭遇します。タイパ、コスパ、カスパ などなど。一体なぜこんな造語が連発されるのでしょう。外来語が中国語に入ってくるときはほとんどその言語に近い発音を漢字表記するそうですが、日本語のような切り貼りは珍しいようです。

・川島教授の専門は?

・今年の大学学部新入生の特徴は?

・タイパとは?

・Z世代とは?

・ 時間に効率を求めるのはなぜか。

・不確定要素の多い状況下とは例えばどのような例があるか。

 ・この人はタイパを求めることでどのような問題が出るといっているか。

・ 例えば医療現場ではどのようなことが大切になっているか。

・一方通行の会話と生身の会話は何が違うのか。

・各大学の学長のスピーチで共通していることがあるか。あるとしたらそれは何か。

                「中級の日本語」

 以前にAさんに貸していた「パチンコ」を返してくれました。Aさんはフィクションが好きじゃありません。でもノンフィクションみたいに書かれているのでとてもおもしろかったです。筆者がリサーチをたくさんしたのがよくわかります。先週末は木版画の展覧会に行きました。S先生から昔版画を習っていた人の展覧会でした。とてもすばらしい展覧会でした。

 パチンコのトピックからアイデンティティの話になりました。Sさんはよく「くにはどこ?」と聞かれます。今はAUのパスポートを持っています。17才の時にオーストラリアに行きました。中国にいたときは小さい町から全然違う大きな町に引っ越しました。だからそれまでは中国人でした。今ももちろん中国人のスタイルだけど、もう中国人じゃありません。

 Aさんもイギリス人だけれどオーストラリアにもアメリカにも国籍があります。何人かと聞かれても困りますね。昔はアメリカはメルティング・ポットといわれていましたが、もうだいぶ前からサラダボールという多民族社会を象徴するような言い方が出ています。それを上手くまとめるドレッシングが必要だと。

 私たちは差別的(さべつてき)な考えを全く持っていないといえるでしょうか。例えばアメリカ人は「大きい、太っている、沢山食べる」というようなステレオタイプ的な見方をします。例えば同じ中国人でも北京人や上海人は他の土地の人たちと違うという考えがあります。Auではクイーンズランド人が特別です。

  Aさんは日本では「日本人」と「そのほかの人たち」とおおざっぱにとらえるのが好きだと言います。私たちは 日本人じゃないじゃない。そして、私たちはみんないっしょというのはおもしろいと。

 Sさんの今週の宿題は原稿用紙の使い方。日本語の勉強の方法について書きます。それからスピーチを考えなくてはいけません。2分−3分のスピーチです。テーマは好きな人。Sさんはいとこについて話します。メルボルンに住んでいて、今22才です。移住したいのですが、今学生ビザがおりるのも難しいです。大学に入学できても、ビザがむずかしいです。最近きびしくなって時間が長くかかります。だから、たくさんの人がアルバイトをして、不法滞在をしています。