2022年12月16日金曜日

12/15

  今年最後の木曜午前クラスです。来年は2023年令和5年卯年です。

 寒い朝にもかかわらず18人の学習者が集まりました。中国、フランス、アメリカ、フィリピン等の国々の方です。新聞を読むグループに来たのはいつものCさんと新しく中国内モンゴルから来ている留学生のLさん。自分は内モンゴル地区の東北部の出身なのでモンゴル語は話せないとのこと。国際留学生として7月に来日し、現在京都大学大学院農学部の博士課程四年生だそうだ。植物の栄養学専攻。

 今日は先日発表された「今年の漢字」についての京都新聞の記事。 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/936590  1年を象徴する漢字を毎年選んでいる事を紹介。では、自分の1年を振り返って象徴するような漢字を選ぶとしたらどんな漢字を選ぶか質問する。Cさんは日本に来て本当に楽しいから「楽」、Lさんは勉強をいっぱいしているから「学」を選んだ。

 「象徴する」とはどういう意味か。「代表する」に似ている。違いは何か?象徴はぱっと目に浮かぶような感じ。日本の天皇が「日本の象徴」と言われていることを紹介した。記事タイトルには「侵攻・物価高」とある。具体的にどういうことかを説明してもらう。ロシアとウクライナの戦争、生活面では物価高・円安との戦いだ。あまり良い意味がない。記事を読み進める内に、サッカーや冬季オリンピックの「熱戦」も意味に含まれていることを知る。大きな和紙に墨で書かれたことから「和紙」について紹介する。その後、和の付く言葉を考えてもらった。和食、和菓子、和室、和服などなど。その後、 これまでの「今年の漢字一覧」を見て、過去に選ばれた漢字と選ばれた理由を考えた。

 少し時間の余裕があったので再び「凡語」を読む。小説・パチンコについての記事。読み終える時間はなかったが、社会のマジョリティーとマイノリティーについて少し考えることができた。

 みなさん、お疲れさまでした。たくさん一緒に勉強しました。私も一杯学びました。感謝!

今日使った言葉: 世相、清水寺、侵攻、直撃、物価高、反映、影を落とす、熱戦、僅差、緩和、銃撃戦、貫首、恒例、絶賛、貧困、余波、生い立ち、マイノリティー、頬を濡らす、偏見

 

 

 

2022年12月15日木曜日

 12/8

 ココカ日本語教室はあと二回で冬休みに入ります。岡崎周辺にも旅行者が戻ってきたものの日本語教室は以前のように多国籍学習者さんの参加はありません。

 今日京都新聞の記事を読んだ人たちは全部で4人でした。いつものRさん、Cさんに加えて 中国重慶市から京都大学大学院で政治学外交史を専門としているCさん。大正時代の中国と日本の外交について研究しているそうです。もう一人はハンガリーから1年のワーホリで来ているNさん。2ヶ月前から京都にあるシェアハウスに住んでいるそうです。

 今日の記事は12月8日京都新聞「凡語」と12月5日の記事「巫女さん正月へ練習・北野天満宮学生ら言葉遣い学ぶ」の二つでした。

 「凡語」の出だしは「京都は水でできているー。」これはどういう意味なのだろうかをみんなで考えました。水がいっぱいあるーどこに?ー地面の下ー何に使う?ー生活、産業、物を作るー京都の有名な食べ物は何だろう?−豆腐などと謎かけしながら話しました。その昔、京都に地下鉄ができたときの話も少しした後、記事を読み始めました。記者は新幹線が京都まで来るのは反対なようだけど、反対しても新幹線はできるだろうとRさん。できれば自分は乗ってみたいと。とても論争を招く記事でしたが、学習者は色々な日本語の表現を学びました。「育む」「光より影が濃い」「待ったの声」「見極める「がらがら」「水を差す」など。もう一つの記事はもうすぐお正月。神社がその準備を始めているという短い情報記事でした。

今日使った言葉:巫女、初詣、授受、祈とう、緋袴、立ち振る舞い、三が日、 公募、神職、本殿、七五三、晴れ晴れ、碩学、盆地、育む、全長、貫く、延伸計画、残土、地元負担、そこかしこ、世論調査、推進、共有林、環境影響効果、評価、地権者、輸送、見込む、在宅、激減、見極める、追い詰める、在来線、水を差す

  

2022年12月2日金曜日

12/1

  あっという間に12月に入ってしまいました。今日から京都の気温はかなり下がりはじめました。朝晩の外気はひんやり。明日からはもっと冷え込むようです。

  今日集まったのは11人。殆どが中国からの学習者さんでした。新聞を読むグループはいつものRさんとCさん。今日用意したのは昨日の京都新聞から「病に向き合う想像力、切実な願いや悩み、人々と共有」という記事を読みました。

 まず、「絵馬」という言葉を知っているか、どこで見るか、何か、どんなことを願うと思うか、絵馬に願いを書いたことがあるかなど二人に話してもらいました。絵馬の起源は8世紀頃にまで遡るそうです。なぜ「馬」のえが書いてあるのか、時代によってどのような移り変わりがあったか、どのようなことを当時の人々は祈願したのかなどを学んだ。現代になってどのような変化があるかも考えた。

 アメリカでも中国でも個人的な願いを共有するという事はないそうです。Cさんが絵馬に願いを書くとしたら 「安全で、無事卒業できますように。」Rさんは「元気で美味しいものが食べられますように。」だそうです。

今日使った言葉:切実、悩み、共有、祈念、境内、縁結び、著書、地層、墨、神聖視、木彫り、奉納、色彩、画題、事典、画工、絵柄、病む、疾病、平癒、語呂合わせ、内臓、疾患、簡略化、収集、郷土史、飯、控える、災厄、簡素、詳細、

 

2022年11月17日木曜日

11/17


  紅葉シーズン真っ只中。今日もKokoka周辺は観光客でいっぱいです。Kokokaまで東大路通りから歩いて10分ほどですが、何とも明るい照明で照らされているようでした。

 今日集まった学習者の方々は16人。中国、韓国、フランス、マレーシア、台湾、アメリカなどの国々からでした。この新聞記事を読むグループはいつものRさんとCさん。Rさんは歴史の知識もあり漢字もがんばって学習しています。Cさんは将来日本語教師を目指しているだけあって、記事をすらすらと読みこなします。今日、3人で読んだ記事は11月16日の京都新聞 から「御池と釜座」京都政界辞典でした。

 京都の通や町の名前はなかなか日本人でも難しいところがあります。私も京都人ではないので「釜座」を「かまんざ」ではなく「かまざ」と読んでいました。この通りにお茶の釜屋さんがたくさん集まっていたのだそうです。今日の記事はその話ではなく「隠語」としての「釜座」です。京都の政界では「御池」というのは「京都市役所」のこと、「釜座」というのは「京都府庁」のことだそうです。私も色々と勉強になりました。東京では「永田町」といえば「政界」を意味するのと同じで、業界用語のようなものです。アメリカにも、中国にもたくさんあるようです。中央政界と京都政界の「隠語」を確かめ、どんなときに現れ、どのように使うかを学びました。

今日使った言葉:〜を指す、中央政界、〜にちなむ、隠語、耳にする、同様、庁舎、正面、眺める、批判的、邪魔をする、飛び交う、選(挙)対(策)、やゆ、広報誌、配布、〜ぐるみ、対立候補、表沙汰、幹部、街頭演説、暗に、促す、発覚、票、とりまとめ、中立性、懲戒処分、幕引き、人口密度、殺到する、鎖国、幕開け、由来、路地、




2022年11月12日土曜日

11/10

 先週11月3日は文化の日。Kokokaのオープンデーでもありました。来場者は7000人以上だったそうです。そして、いよいよKokoka周辺も秋の色で包まれ、急に華やいできました。観光客も増え、岡崎も人であふれかえっています。

今日の参加者は先週に続いて中国のCさん、中国内モンゴルのEさんです。今日読んだ記事は京都新聞文化会議ソフィアから『「はんなり」時代にも残そう』 でした。まず「消滅危惧言語」について話しました。世界中の先住民族の言葉が段々消えていること、日本では8言語が消滅危惧言語に登録されていますが、良く聞くのが「アイヌ語」でしょう。文化・言語の同化政策のこと、NZのマオリ語が国策として再生のサポートをしていること等を話し、記事を読みました。Cさんが河南語と広東語のの状況、Eさんが幼稚園・小学校で内モンゴル語の授業がされていたのがこれからはかなわないこと等を話してくれました。

消滅危惧言語ではなくても記事によると京都ことばの「はんなり」や「まったり」という言葉も最近ではあまり聞かなくなり、使う人も少なくなってきたということです。言葉は変化するといっても、生活環境やライフスタイルの変化によって「ある状況や気持ちを表すのにぴったり」という数々の言葉が回りから消えていくのは寂しいものです。

今日使った言葉:消滅危惧言語、指す、危ぶむ、同化政策、採択、相まる、継承運動、行う、安泰、御所ことば、上品、形容、授かる、海の幸、知るすべ、等しい

受け身形

取り上げるー取り上げられる 消滅の危機と保護が盛んに取り上げられる。

行うー行われる                         危機言語の保存・継承運動が行われる。

 

2022年11月11日金曜日

10/27

 そろそろ京都も秋の彩りで輝くような環境になり始めました。秋の気色といえば曼殊院ちかくにある武田薬品の薬草園。私は二度ほど行ったことがあるのですが、予約をして許可がないと入れません。今年も年に数回しかない見学会を実施していると京都新聞にでていました。是非学習者の皆さんに行ってほしいところのひとつです。

今日は、京都新聞「地域プラス」に出ていた「栽培3000種、地道さこそ希望」という武田薬品薬草植物園についての記事を読みました。今日の参加者は先週と同じRさんとCさんです。

記事の理解で難しかった点は、京都にある薬草園に日本文学研究者のロバート・キャンベル氏 が訪れたことの関連性、小笠原諸島の希少植物の保護と東京大学、環境省の関係、雲ゲ畑の希少植物と武田薬品薬草植物園の関係、さらにキャンベル氏の若い人たちへの期待など、あまりにも位置情報の差、専門職がどう薬草に関わっているかなど多くのインフォメーションがあったため全体的な記事の目的が把握しにくかったようです。もう少しウォーミングアップで整理してから読み始めるべきでした。記事が少し長かったことも反省。

今日使った言葉:境内、隣接、由来、創出、地道、栽培、絶滅危機、こつこつ、感銘、営み、取り組み、古典籍、精緻、挿絵、担う、立ち向かう、足跡、実利、実益、公益、指摘、育む、保全、軽減、狙い、縮図、生涯、示唆、行方

2022年11月10日木曜日

10/20

今日はRさんと中国広州から立命館大学に留学しているCさん。まだ日本に来て2週間だそうです。立命館では言語学・日本語教育を学び、国に帰って高校で日本語を教えたいそうです。日本にいる間にたくさん友だちを作って日本文化・言語を身につけられるといいですね。今でも日本語は充分。特に新聞記事はすらすらと読め、羨ましい限りです。

今日読んだ記事は京都新聞10月20日の朝刊から「文化庁春移転に暗雲」という記事。京都人は文化庁が京都に移転してくるのを楽しみに待っていますが、ここ何ヶ月か世界統一家庭連合の問題により春に移転するのは無理ではないかとの声があがっているというものです。文化庁というのは文科省の外局であること、その宗務課には8人しか職員がいないため問題の対応に応援が入っているほど。文化庁内で業務が増えていることや被害者弁護団などが問題ははじまったばかりで移転を伸ばしてほしいというのが本音のようです。

今日使った言葉:暗雲、対応、支障をきたす、懸念、延期、行使、双方向、連携、柔軟に、質問権行使、視野、面持ち、時折、長期化、高額献金、見越す、不可欠、収束、案件、行方、思惑

10/13

 今日は常連のRさんと中国内モンゴルからのEさん。中国式の名前も会うのだけれど、モンゴル式の名前がとてもきれいなのでそちらの方を使うことにしました。Eさんは今年の5月に来日、現在京都大学の研究員として一年間農学部で研究を続けることになっています。専門は牧畜経営。日本語は大学で2年間学び、その後は独学で勉強しています。2009年には筑波大学で3ヶ月間日本語を学んだそうです。Rさんのバックグランドも話し、東北大震災のことも話しました。

今日読んだ記事は「京料理 登録無形文化財へ」 という10月13日京都新聞朝刊の記事。無形文化財とは何か、もてなし、しつらいとは?京都の食文化について少し学びました。なかなか京都に住んでいても京料理に接することも、同時に無形文化財となった生菓子も食べたことがないそうです。文科省、文部科学相という政府の仕組みについても少し触れました。留学生は京料理も高くて食べられませんね。御所近くの比較的安く食べられるUというレストランを紹介しました。生菓子は見るだけならばデパ地下でしょうか?私も買わない食べないので、実際に書会するのは難しいですね。お国に帰るまでに一度京料理や生菓子を食べる機会があるといいのですが。 

今日使った言葉:登録無形文化財、審議会、答申、意義、密接、もてなし、しつらい、継承、空間演出、気候風土、華美、餡、意匠、練り切り、告示、

9/1

  夏休み明けの最初の日本語クラス。今日は常連のRさんと中国からのJさん。先日亡くなった稲盛和夫さんの記事を読みました。京都新聞8月31日の朝刊です。稲盛記念館は鴨川沿いにあります。観光客が行くような所ではありませんが、是非そこへ行って、京都の産業について少し学んで欲しいと思いました。京都が有名なのはお寺や神社だけではありません。世界的に活躍しているビジネスや産業もありますね。でも、二人とも稲盛和夫の名前は聞いたことはなくても「京セラ」という名前は聞いたことがあるようです。京セラは町工場からスタートしたこと、稲盛さんの独特のビジネス哲学で発展し、社会貢献していることなどについて記事を読み、話しました。

今日使った言葉:理念、人間重視、着目、アメーバ経営、多角化 、請け負う、創業者、手法、渡米、先見の明、発揮、傘下、経営破綻、再生、名乗りを上げる、尽力、再建

気を付けましょう:

    私は〜Vたいです。                      私は話したいです

    〜さんは Vたがっています。    Rさんは話したがっています。

2022年7月22日金曜日

7/21/22

 京都ではオミクロン感染者の数が急増しています。kokoka日本語クラスは来週から夏休みに入りますが、これ以上の感染拡大が起こらないように願うばかりです。

 さて、今日も蒸し暑い一日。学習者が6人に対してボランティアが7人でした。いつものように韓国のKさんが来てくれました。今日選んだ記事は京都新聞の『「男社会」文学界に新潮流』という記事。「史上初芥川賞候補全て女性」と小見出しがついています。この記事を読みながら韓国語の漢字語と日本語の違いについても相互に学ぶことができました。

・芥川賞がはじまって以来、何が今年初めてだったと言っているか。

・芥川賞は今年で何回めか、また何年ぐらい続いているか。

・芥川賞と同時に発表される賞は何か?今年新しかったことは何か。

・これまでの傾向はどうだったか。

・今年の受賞で分かったことは何か?

・どのように現在に繋がってきたか。

・芥川賞というのはどんな賞か。

・これまでの受賞作家の傾向は?

・日本の男性中心的文学理論はどこから入ってきたか。

・大正時代以降、女性が日本の文学界に現れた経緯は?

・日本の文学界の流れで女性が果たした役割は?

・芥川賞の選考委員に女性が登場したのはいつか。

・女性による女性の文学賞について簡単に説明しなさい。

・今回この賞と関わりがあった受賞者は?

・この賞の影響は?

・今後の目標は?

今日使った言葉:史上、候補、有識者、潮流、私小説、仄めかす、奮闘、浮き彫り、先行、境地、開拓、登竜門、概念、勃興、相まる、基づく、差別性、就任、立ち上げる、官能、もがく

  今日は日本の女性の社会的役割なども同時に話すことができました。なぜ自分の職業を「主婦」というのか、主婦の仕事は夫婦で役割分担してするもので「職業」ではないとKさんと意見が一致。また韓国では有識者に対して無識者という言葉がある、八方美人というのはなんでもできる人と良い意味で使われる、日本の「検討する」という言葉の使われ方など韓国語で使われる意味が違うと認識を新たにしました。 

 今日も楽しく、よく笑って学習できました。毎週、この時間が楽しみになってきました。

 

 

2022年7月17日日曜日

7/14/2022

 雨が降ったり止んだり、とても蒸し暑い一日。こんな日はあまり出かけたくないですよね。そのせいか学習者は3人。もうすぐ祇園祭とあって何となく京都中が落ち着かない雰囲気です。

 今日読んだ記事は京都新聞から「山鉾・神輿、権力の力関係投影」。日曜日は3年ぶりの山鉾巡行。その祇園祭の歴史について学習者もボランティアの我々も勉強になりました。韓国のKさんを囲んでボランティアのMさん、Sさん、私3人と勉強しました。


 

 記事は奈良大の河内先生のインタビューをまとめたものです。

・祇園祭はいつの時代から続いているか。

・今年の山鉾は何基あるか。その頃、山鉾は何基ほどあったか。

・祇園祭の運営についてどのようなイメージがあると言っているか。

・実際はどうか。

・今の山鉾はいつの時代のどのような鉾を基に作っているか。

・その当時の公家の反応は? 

・応仁の乱前の祇園祭はどうだったか。

・鉾は広い地域から数多く参加していたとあるが、例えばどのような地域から出ていたか。

。当時の鉾は何基ぐらいあったと言われているか。

・その時の祭りの担い手の中心は?また、完全に自立していたか。

・祇園祭の2本柱とは何か?またずっとこの形を取ってきたか。

・足利義政の頃、祇園祭に際して将軍はどのような権力を見せていたか。

・中世とは?

・その頃の権力と社会の成り立ちを簡単に説明しなさい。

長い記事だったので全部は読めませんでしたが、ボランティアの我々も知らなかったことが多々あり、「へえ、そうだったんだあ」と感心しながら読みました。Kさんの読解力は相当なものです。

今日使った言葉:山鉾巡行、24基、室町時代、担う、抗する、営む、幕府、探る、再興、略儀、女人禁制、元号、公家、ふり、史上、前祭、一対、陰陽師、辺り、上回る、並々ならぬ、朝廷、寺社、権門体制、世俗、裏打ち、傾く、稚児、たたり

 


2022年7月10日日曜日

7/7/2021

 今日は七夕。毎年木曜午前会では学習者に短冊にそれぞれの願いを書いてもらい竹に飾ります。今日は10人の学習者が集まりました。

最近毎週参加してくれている韓国のKさんとウクライナのOさんの願いです。ボランティアのSさんと私はみんなの日本語上達を願いました。

七夕の初・中級者むけの簡単な読み物があったので、日本の七夕まつりについて少し学びました。韓国にも同じ祭りがあるそうです。キョヌアシニッヨといって韓国語で彦星と織姫という意味です。ウクライナではこの日、古くからの迷信があって、恋人同士が手を繋いで焚き火の上を飛び越えたり、裸で海に入ったりします。焚き火をとび越える時、二人の手が離れなければ恋が実るだろうと言い伝えられています。

読み物を読んでいて結婚してすぐの人たちをポカポカと言うかというオノマトペについて質問がありました。この場合はホヤホヤですね。新婚ホヤホヤと言います。ポカポカは春の暖かい日に使います。よく似た表現でホカホカもあります。こちらはよく食べ物に使います。スチーマーから出したばかりの中華饅頭や、焼きたののパンにも使えます。短冊を吊るすという表現から他に何を吊るすかも話しました。そこで、話題になったのが、てるてる坊主。てるてる坊主を吊るすと言いますが、毛が生えてない頭はツルツル。喉越しがいいそーめんやうどん、蕎麦もツルツルと言います。オノマトペは難しいですね。七夕の歌にも「サラサラ」「キラキラ」の言葉も出てきます。

七夕談話で時間がなくなり、今日は京都新聞の「月や火星移住へ共同研究」という短い記事だけ読みました

共同研究とあるが、どことどこの研究か。

記者会見でどんな研究だと言っているか。

月に住むと何が問題になってくるか。

そのためにどのようなことを開発しているか。

いつ移住できるように研究を進めているか。

住む環境はどんな形をしているか。

重力を得るためにどのようにすると言っているか。

重力が低いところではどのようなリスクがあるか。

他にもどんなことをしようとしているか。

チーム代表の意気込みは?

KさんもOさんもこのような環境には住みたくないそうです。まず自然がないからという理由。そこから人工的な環境による弊害なども話しました。宇宙のごみや生活環境のゴミの話も。日本に住んでいていかにゴミが多いか二人とも実感しています。ドイツの例を挙げて、ビンなどはリサイクルすればお金になること、韓国は生ごみは重量で料金が変わるためなるべく量を減らすように各家庭で工夫しているなど。地球環境がどんどん変わる中で毎日の生活で変えられることを変えなくてはと思います。

今日使った言葉:銀河、天の川、短冊、移住、人工的、重力、居住施設、収容人数、師匠、回避、ぶっ飛ぶ、発想

 

 

2022年7月1日金曜日

6/30/2022

  暑い、暑い、暑い日。京都は37度。Kokokaへ行くにも汗だくでした。でも、Kokokaの広い空間は入るとホッとします。暑くてどうしようもない日はKokokaで日本語で話すのもいいかもしれません。

 今日はいつものKさん、それに中国からのTさんが加わりました。Tさんは一見お坊さんかと思ったら、日本の仏教を勉強しているビジネスマンだそうです。醍醐寺側の一乗寺のそばに妻と中学生の娘と一緒に住んで2年半と言っていました。

 今日読んだ記事は京都新聞から「乗客の動線交差避ける、地下鉄エスカレーターなぜ東山駅だけ上り下り逆?」「家族でも友達でもない心地よさ 誰でもどうぞのおうち」の二つです。

 最初の記事は「読者に応えるQ!」という 質問欄に載っていたもの。

・どのような質問が京都新聞に寄せられたか。

・京都の地下鉄のホーム近くのエスカレーターは普通どのように並んでいるか。

・東山駅の場合はどうか。

・質問をしたのは誰か。

・不思議に思うのはこの人だけか。

・京都のエスカレーターの配置はいつ決まったか。それはなぜか。

・京都の地下鉄で二基並んだエスカレーターは全部でいくつあるか。

・例外はいくつあるか。

・東山駅のエスカレーターは最初から逆なのか。それはなぜか。

・なぜ改札口の場所を変えなかったのか。

・このルールは京都だけなのか。

・他の地下鉄ではエスカレーターの配置をどうしているか。

・京都はなぜ統一ルールを決めたと言っているか。

次に読んだのは「誰でもどうぞのおうち」という記事。ちょっと記事が長くて全部読み終えることはできませんでした。でもKさんとTさんの読解力。記事のあらすじは理解できたようです。

・記者はなぜこの「おうち」を取り上げたのか。

・どこでこのおうちを見つけたのか。

・どこに位置するか。家の広さは?名前は?いつ訪問したか。

・ 訪問時の印象は?家にはたくさん人がいたか。どうしてか。何をしていたか。

・このおうちの仲間は訪れる人にとってどんな存在か。

・この日のイベントはなんだったか。何人集まって、どのように時間を過ごしていたか。

・なぜ納豆を作ったのか。どのように作って、結果はどうだったか。

・この家を運営しているのは誰か。

・「おうち」が始まったきっかけは?

’「おうち」の利用者にはどんな人たちがいるか。

ここまで読んで時間切れになってしまいました。もし来週会えたら残りを読みましょうか。

今日使った言葉:上り、下り、不思議がる、特例、違和感を抱く、進行方向、混乱、発生、構造、建物、改札、動線、安全確保、規則を設ける、推測、解放、添える、居心地良さそう、のどか、家主、買い出し、気が向く、窮屈、歓談、めいめい、意気投合、空間、輪が広がる、関東間、京間、反面教師、親孝行、苦労、根がれ、わら、犠牲

文中「窮屈な家族」という表現があったので、どのような家族が窮屈か、自分達の家族を例にとって話し合いました。



 

2022年6月24日金曜日

6/23/2022

  とても蒸し暑い一日。湿気が目に見えるようです。それに気温も例年以上に高く、メディアでは熱中症注意の天気予報が毎日流れるようになりました。

    さて、そんなお天気の中でも頑張って日本語で話したいという学習者の方々との交流を求めてkokokaに赴きました。今日は全部で7人。先週お休みだったウクライナからのOさんも元気な顔を見せてくれました。韓国のKさんも暑い中来館。

 今日彼らが選んだ京都新聞の記事は二つ。「かやぶきの里守る水のアーチ」と「京大125周年ノーベル賞6人のメッセージ」。 

 まず、短い記事、「かやぶきの里〜」https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/819895から。

 「かやぶき」とは何か?(vs かわらぶき )

 「里」を他の言葉で何というか。

 「かやぶきの里」はどんなところか。

 そこで何が行われたか。

 「防火用」とは何か。

 「一斉」を他の言葉で言うと?

  なぜ防火用の放水が行われたか。

 「幾重」とはどういう意味か。

  その時の光景はどんな様子だったか。

 防火用放水銃はそこにいくつあるか。

 どこに置いてあるか。

 いつから放水銃の設置が始まったか。

 放水は何回行われるか。

 今回と例年のやり方の違いは何か。

 放水銃はどのように動いていたか。

 見学の子どもたちの感想は?

次は「京大125周年ノーベル賞6人のメッセージ」という記事。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/817659

 1 本庶さんは何について話したか。 

   本庶さんの発見は何だったか。

   それはどんなタンパク質か。

   そのたんぱく質は何に役立っているのか。

   若い人たちにどのようなメッセージを送ったか。

 2 山中さんは何について話したか。

   山中さんが強く訴えたことは何か。

 3 野依さんは何について話したか。

 4 小林さんは?

 5 吉野さんは? 

 6 利根川さんは?

 どんな人たちが参加したか。

この記事を読んでKさんが気づいたのは「面白み」とおいう言葉。形容詞の名詞化は「〜さ」なのになぜここでは「〜み」というのか。何が違うのか。この違いについて話し合いました。

1 「〜さ」は形容詞が名詞化したもの。面白さ、大きさ、便利さなどほとんどの形容詞がこの形に変化します。

2 「〜さ」は限られた形容詞、面白い、悲しい、苦しい、楽しい、重い、甘いなど感覚的なことを表現する形容詞に使われ、主観的な使い方と言えるでしょう。

以下の論文で検証していますので、興味があったら読んでみてください。 

 https://conference.wdc-jp.com/jass/42/contents/common/doc/P-04.pdf

 もう一つの質問は「高校生ら」の「ら」の使い方。複数形をいうときに〜たちとよく使いますね。いつ「〜ら」と使うのですかという質問でした。うーむ、どうでしょうか。はっきりとした違いはわかりませんがどちらも使いますよね。今のところ関西、男性が「〜ら」を使う人が多いという研究結果があります。全てに使うというわけでもありませんから、はっきりとはわかりません。

なかなか鋭い質問ですね。さすがKさんです。

今日使った言葉:伝統的、保存地区、かやぶき、一斉、幾重、架かる、涼しげ、光景、里、脇、民家、火災、告知、作動、地元、講演、免疫、苦労、生命科学、課題、対象、面白み、足を踏み入れる、細胞、疾病、角膜障害、治験、臨床、牽引、実用化、資金、憧れる、振り返る、在学生


 

 

2022年6月20日月曜日

6/16/2022

 今日は再び少人数の学習者に戻ってしまいました。気長にみなさんが戻ってきてくれる日を待ちましょう。さて、今日は先週に引き続き韓国のKさんとの交流でした。韓国では放射線技師だったそうです。日本では外国の資格は使えないので羽田空港での観光案内や販売、スカイツリーでの通訳、韓国語教師などをしてきたそうです。

今日は京都新聞6月10日に載っていた「#現代 低成長現状維持でOK:チルい」という記事をMさんにリードしてもらって読みました。 新語、造語、若者言葉など、私もはっきりと意味や使い方など把握しているわけではありません。今回の「チルい」も初めて知りました。

「チルい」はどんな時、どんな状態の時に使われているか。

可逆性」とはどういう意味か。

「辞書を編む」とは?

なぜ「チルい」という言葉が注目されているか。

「チルい」の意味はどのように説明されているか?由来は?よく似た言葉は?

どこに説明が書いてあるか。

「チルアウト」とは何か。売っている会社の名前は?

エナジードリンクと何が違うか。

どんな人たちが買うか。いつ飲むか。よく売れたのか。

販売している人はこのドリンクの特徴をどのように説明しているか。

昔と今、働くことについての考えがどのように変わったか。それは良いことだと思われているか。

また、陣野氏は 「チルい」の語源をどう考えているか。

「レイブ」とは何か。

なぜシティポップがチルい音楽の例だと言っているか。

ハイソ」とはどういう意味か。

原田氏の専門は何だと思うか。

「チルい」は典型的な日本の現象なのだろうか。アメリカ、中国の例はどうか。

この「チルい」現象のバックグラウンドとなっているのは何か。

G A F A」とは何か。それと「チル」の関係はどうか。

さて、韓国には「心の荷物を下ろす」という表現があるそうです。 これも「チルい」現象を表現する言葉なのかもしれません。Kさんは、ある程度頑張らないと達成感が得られないと考えています。どんな時に達成感を得られるかを3人で話し合いました。

 今日使った言葉:反映、指摘、特設サイト、販売元、合間、 定着、頻繁、高揚、念頭、諦念、

断言、君臨、次世代

 

 

 

 



2022年6月13日月曜日

6/9/2022

毎日コロコロと天気が変わるこの頃。今日は30度で快晴。まだ関西は梅雨入りしていません。

今日はそろそろ学習者が戻り始めたのか、10人の学習者の方々が集まりました。先週に続いてウクライナのOさん、そして、新しく韓国のKさんが加わりました。簡単にOさん、Kさん、M, 私 と自己紹介をし、京都新聞の堀江謙一さんの太平洋横断についての記事を読みました。リンクは https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/808782

最後にオンラインツール”理解ちゃん”を紹介。読解学習に繋がるといいなと思いました。

Firefox (Mozilla)というブラウザーのaddonです。

 さて、今日加わった韓国からのKさんは読解力もあり、語彙も豊富、日本語能力試験1級も合格しているとか。コロナで一時帰国したものの、夫の仕事で東京に6年、大阪に3年、京都に2年、合計11年住んでいるのだそうです。3人の子供たちは全員留学し、今は韓国で仕事をしています。お寿司が大好きなのだそうです。

O さんは京都新聞に記事が載り忙しくしている様子。ゲームのイラストを描くのが仕事で、私たちに仕事の一部を見せてくれました。さすがプロ。綺麗な画でした。Kさんの娘も韓国でゲーム会社で働いているそうです。ゲームに関しては全く知識のない我々で、知っていればもっと面白いのになと思いました。

短い記事でしたが、いろいろな言葉が出てきました。漢字の読み方、一文一文の理解、記事全体の理解、そして、内容について話し合いました。

・6月5日何があったか。→

・どうして?→

・ヨットハーバーは何県にあるか。→

・兵庫県はどこか?→

・日本に着いたのはいつか?→

・ セレモニーで堀江さんが言った「精神肉体完全燃焼」とはどういう意味か。

・また「青春真っ只中」とはどういう意味か。

・「薄氷を履む思いで準備した」とはどういう意味か。

・堀江さんは今回の航海をどう思っているか。

・以前堀江さんが太平洋を横断したのはいつだったか。

・その時堀江さんは何歳ぐらいだったか。

・前回と今回を比べて変わったことは何だったか。

・堀江さんがヨットハーバーに着いた時、疲れていてぐったりしていたのか。

・到着してまず何をしたか。

若輩とはどういう意味か。

大器晩成とはどういう意味か。

・堀江さんの船の大きさはどのぐらいか。名前は?

・堀江さんの航海は何日間だったか。

・いつアメリカを出発したか。何月何日ごろだったか。

・航海した距離はどのぐらいだったか。

発音に意をつけましょう

おおさか、こうかい、たいへいよう、ゴール、ヨットハーバー、かぞく

私たちも青春真っ只中、大器晩成といつでも言えるといいですね。


 

 

2022年6月4日土曜日

6/2/2022

 コロナ休講後、木曜クラスが再開されたものの学習者はなかなか戻ってきてくれません。4月、新学期以来、毎週3−4人程度です。ひょっとしたらクラスが再開されていないと考えている学習者が多いのではとボランティアは何とかしてみなさんに戻ってきてもらいたく、どうしたらいいかと考え始めました。

さて、久しぶりにkokokaの学習者を担当しました。今日は4人。中国からの学習者が3人とMさんと私が担当したウクライナ人のOさんでした。何と6月4日の京都新聞の1面と27面に彼女の記事が掲載されているではないですか。とても嬉しかったです!https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/807737

Oさんはハリコフで出会った日本人の友人のつてで京都に来たのだとか。大学時代に日本語を勉強し、将来は翻訳の仕事をしたかったのだそうです。村上春樹の小説が大好きで、小説の中に出てくる人物の言葉がとても胸に響いたと言っていました。でも、今はウクライナのリモートワークでイラストの仕事をしています。日本との時差のため夜遅くまで仕事をしているため朝早くはなかなか起きられないと、クラスにもギリギリで駆け込んできました。さて、何をしましょうかと聞くと読んだり、語彙や会話など忘れているので取り戻したいという事でした。そこで、たまたま別の人のために準備してあった京都新聞の記事「芭蕉の野ざらし紀行が44年ぶりに再発見」という記事https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/798876を読んでみることにしました。記事を読むには俳句、俳人、挿絵、巻物、その時代についても同時に勉強することになります。記事の内容の理解を段落ごとに、または一文ごとに進め、1時間半で全て終了することができました。読み進めながら少しずつ言葉や言い回しなど思い出して来たようです。この調子この調子!頑張りましょう。


記事の概要     

・どうして記事になっているか 

 「芭蕉の野ざらし紀行」 が一時行方不明だった。

 それが、50年後に再発見された。

・芭蕉はどんな人か。

 江戸時代の俳人。俳句を作る人。

・俳句とは?

 5、7、5音からなる日本の短い詩の形

・ 紀行文とは?

 旅のことを書いた文

・「野ざらし紀行」とは?

 1686年〜1687年ごろに書かれた。

 芭蕉の直筆本。

 江戸(東京)から京都などを回った時の旅の文。

  俳句、文、挿絵がある。

・いつ?

 去年12月。

・どこで?

 京都の福田美術館が美術商から購入した。

・関西大学の藤田先生とは?

 「野ざらし紀行」を調査した。

・調査で何がわかったか?

 絵や直筆から芭蕉のものと判断した。

・これからは?

 芭蕉がなぜ絵をくわえたかを考える。

・天理本とは?

 天理本という同じようなものがもう一つあるが挿絵がない。 

よく理解できました。そしてうまく記事について話せました。



2022年1月23日日曜日

  1/20/22

とても寒い1日。このところ10度以下の日が続いています。今日はボランティアは10名、学習者は9名でした。オミクロン株の感染者が急に増えていることからボランティアも自由に参加することができません。 家庭に高齢の方がいたり、何らかの形で関わっていたりで気を付けなくてはいけません。しばらく活動できないかも知れませんね。

今日はフランスからのGさんと話しました。日本に初めて来たのは25歳の時で、柔道の研修に来たそうです。もう40年前のことです。フランスでは鉄道の信号関係の仕事をしていました。その後東京の文化財団でなどで働いたこともあり、今は退職しています。

妻とは1985年に結婚、岡山県の津山が彼女の故郷だそうです。津山に住んでみたことがあるのですが、やはりGさんにとっては京都に住む方がずっと魅力的なようです。フランスの家はパリの郊外にあり、本当はホームエクスチェンジ(家と家の交換)をしたいのだそうですが、日本人はなかなか自分の家を短期間人に貸すことはしないので難しいですね。しばらく家のサブレットの可能性について話しました。

長年日本と関わってきただけあり、流暢にたくさん色々なことが話せました。息子さん達は一人は東京で商業デザインの仕事、もう一人はパリで生物学を勉強し薬剤のお仕事に就いています。お孫さんも二人いて幸せ家族です。

今日使った言葉:故郷(こきょう)、移住(いじゅう)、郊外(こうがい),水際対策(みずぎわたいさく)、陽性(ようせい),陰性(いんせい)、商業デザイン(しょうぎょう)、生物学(せいぶつがく)、バラバラ家族、電力(でんりょく)

気を付けましょう

こどうかん→こどうかん、こがい →こがい

おもしろくないと思う→おもしろくない+と思う

きびしいではないと思う→きびしくない+と思う

いいと思う→いい+と思う

注意:木曜午前のクラスはしばらくの間お休みです。コロナの感染者が増え続けているからです。また感染者の数が減って、安全にクラスを再開できること祈っています。

2022年1月14日金曜日

令和4年寅年 2022/01/13

 明けましておめでとうございます。先週からKokoka日本語教室が始まりました。まだ始まっていないと思っている人が多かったのか先週の学習者は5人、でも今週は11人。少しずつ戻り始めたのでしょうか。でも、オミクロン株の感染者がが急激に増えています。何とか日本語教室を続けられるといいですね。

今日は中国北京から来ているLさんと話しました。小学生と中学生 の子どもを持つお母さんで、子ども達に日本の教育を受けさせたくて二年前に家族で京都に移ってきました。北京では子どもの学習量が多すぎて、宿題の量など子どもの大きなストレスになっていたそうです。

中国の生活と日本の生活について話しました。Lさんにとっては、日本は空気もきれいだ し、気温もそんなに低くないから、日本の方が住みやすいと思っています。日本の暖房は電気、ガス、灯油が主ですが、北京の街はガス、郊外の家は石炭を使って家を暖かくします。車の排気ガスも問題で、北京の空気は悪いと言っていました。

夫さんは市役所のそばで骨董品屋をしていますが、今はコロナのため休業中だとか。子ども達は家では中国語、でも、毎日学校で日本語に囲まれているため、日本語で何でもできるそうです。お母さんが日本語が分からないと思ってお母さんに聞かれたくない秘密の話になると日本語で話すそうです。 

 中国のご家族とはコロナでずっと会えません。中国側では今、45日間(28日間?)の隔離が求められています。国際家族にとってはとても厳しい時期ですね。

今日使った言葉:責任(せきにん)、学習量(がくしゅうりょう)、種類(しゅるい)、味(あじ)、調味料(ちょうみりょう)、零下(れいか)、雪(ゆき)かき、排気(はいき)ガス、風船(ふうせん)、郊外(こうがい)、器具(きぐ)、省(しょう)エネ、暖房(だんぼう)、休業中(きゅうぎょうちゅう)、秘密(ひみつ)、隔離(かくり)、感染者(かんせんしゃ)、重傷者(じゅうしょうしゃ)、軽症者(けいしょうしゃ)、抗体(こうたい)

気を付けましょう

  • 日本中国より住みやすいです。

   中国のマンション今の日本の(マンション)より広いです。

  • 住み+やすい  (住み+にくい)

    行きやすい、使いやすい、書きやすい、飲みやすい、食べやすい

  • 石炭を使って家暖かくします。(ナ形容詞→〜にします)

    家きれいにします、部屋涼しくします

  • 部屋大きくなります(ナ形容詞→〜になります)
    気温くなります、天気くなります、子ども元気になります
  • 中国語使っています。
  • ホテル隔離しなくてはいけません。
  • 知りますvsわかります
   彼の名前を知っています。リモコンの使い方を知っています
    難しい漢字を知っていますね。
   今何時かわかりますか。言っていることがわかります。聞いたらわかります