2018年10月11日木曜日

10/11

どんよりひんやりとした秋の木曜日。最近学習者の数が増えている。今日もイギリス、フランス、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、イラン、オランダ、インド、アメリカ、韓国、イタリア、エクアドールからの19名。私がトピック担当。前回に続いて日本語の表記について話す。ひらがな、カタカナ、ローマ字は音を表し、漢字は意味を表す。漢字仮名交じり文「私は日本人です。ニュージーランドから来ました」を読ませ、どんな時にそれぞれの文字を使うかをみんなで考える。日本人は小学校では1026、中学校で 1110 、合計2136の漢字を学ぶ。だから、これだけ学べば新聞が読めるからがんばろうと締めくくった。

いつものFさん、先週のAさん、先々週のGさんにJさんが加わった4人で会話を始める。Aさんに自己紹介をしてもらい、Jさんにインタビュー。Fさんに自己紹介、Gさんにインタビューをしてもらうという方法で4人のことを知り合えるようにした。それぞれベトナム、イタリア、中国、フィリピンと国が異なることから出身地の位置情報も聞きあった。4人の共通の悩みは日本語の会話が上手くならないこと。たくさん聞くこと、読んで語彙を増やすことを勧める。今日はそれぞれに日本文化の好きなところ、嫌いなところについて話してもらう。Gさんが好きなのは日本の伝統文化だという。祭、五山の送り火までは出たものの、後が続かない。歌舞伎、能、お茶、お花、踊りなどの単語を与えて思い出してもらう。Fさんは神社やお寺ということで日本の宗教、神道、仏教、キリスト教などにふれるが、ここでも単語が思い出せない。やはり日常的に使ってない言葉は難しいようだ。Aさんは「特に好きなところも嫌いなところもない」そうだ。Jさんは日本の果物だけ。嫌いなところはゴミの出し方が難しい、家具付きのアパートや家がない、何でも見た目を気にしすぎる、包装が過剰、プラスチックやジャンクのチラシが多すぎる、車を止めるときのマナーが良くない、乗り物の中でも行儀が悪いなどがでる。会話の途中、「〜にする・〜くする」「気にする・気にしない」の使い方を練習。Aさんが「僕の日本語より妻のイタリア語の方が上手です」と言いたかったことから、来週は比較の仕方を勉強しようということになった。また来週も来てくれますように。

2018年10月10日水曜日

10/4

あいにくの雨。参加者が少なくなるかもと思っていたら、15人集まった。イタリア、台湾、イギリス、ベトナム、韓国、ラオス、フランス、インド、イラン、中国、オランダから。トピックは神無月、台風情報について。

今週はいつものベトナム人のFさんと新人のAさん。Aさんはイタリア人で日本人と結婚していて宇治に住んでいるとか。仕事は京都。ゲストハウスを経営している。来年の2月に二人目の子どもが生まれますーと言えるように整理する。助詞の「に」の使い方、「人のカウンター+目」、「が」生まれる。相変わらず「〜ていません」の使い方が難しい。「日本語はずっと勉強していません」が「勉強しません」になる。妻と奥さんの違いも指摘する。Fさんも子どもがいるので、子どもの国籍について話してもらう。どんな子どもに育ってほしいかを話し合う。「子どもに〜てほしい」の練習。成績、楽しむ、押しつけるなどの語彙を学ぶ。「と」はN1とN2、「S1、それからS2」を確認。「S時」を使うときは、「の」を挿入しないことを注意する。「若いみたい」〜「若く見える」 の使い方を練習。二人ともエラーがあってもよく話せるし、話す意欲があることが嬉しい。日本にいて「気になること」を話してもらいたかったけれど、少しトピックのレベルが高すぎたかもしれない。こちらからノーベル賞受賞者の数え方が気になること、ナショナリズムがこういう時に出ることを話して話題のきっかけにした。ベトナムは日本的で、イタリアは外国籍を取ったイタリア人は外国籍と考えるとのこと。う〜ん、それは何故かまでは話し合えなかった。