「上級の日本語」
開口一番「先週はとても悲しかったです」とIさんが話し始めました。なぜかというと先週木曜日に都をどりをRさんと観に行く予定でした。でも、昼ご飯が長引いて間に合わなかったとのこと。その後火曜日の1:00に変えたのだけれど、それも曜日を間違えて行けなかったと。なんてこと!きっとご縁がなかったんだねと言ったら、中国でもそう言いますと残念そうでした。曜日は中国では第一、第二・・と数字で表すけれど、日本は月火水木・・。混乱したのだそうです。Iさんは京大の中国人の先生と食事を一緒にしました。京都に20年すんでいる古代文字の専門家です。尊敬する学者は松丸道雄。漢字の3000年の歴史研究家です。
日本の名前についての話題が出ました。私も毎日ニュースなどで初めて聞く名前に遭遇します。日本の東洋史の専門の先生の子孫で「知音」という名前の人がいます。中国ではこれはとても良い名前で親友以上恋人未満という意味。文哉も論語から来た名前でいい名前です。中国では日本のように自由に名前を付けないのでしょうか。
Rさんは相変わらず論文に明け暮れています。現在は日本人の先輩に読んでもらっています。外国語で博士論文を書くわけですから難しいですね。一章読むのに1ヶ月はかかるそうです。特に日本では中国語を訓読するわけですから中国のことを中国語で書く方がもっとやさしいのでしょう。
今日は朝日新聞4/23の天声人語から「カント生誕300年」と京都新聞4/13の「京都人だけが知っている」という記事です。
カント
・カントはどんな人だったか。
・町の人はなぜ時計の針を正したのか。
・読み通すとは?
・悲観的の反対は?
・あたかもとは?
・「戦争は〜接ぎ木されたかのようである」とはどういう意味か。
・戦争を止める手立てはどうしたらいいのか。
・なぜ国会が割に合わないと考えるのか。
・後ずさりしながら未来に入っていくトはどういう意味か。
・筆者は平和の実現についてどう考えているか。
京都人だけが〜
・ 京都駅から清水寺への行き方は?京都駅はどんな状態か。
・もう一つの方法は?バスの中はどんな状態か?
・この記者はどんな検証をしたのか?
・結果は?
・ライフハックとは?
・バスの中がぎゅうぎゅう詰めのことを何というか?
京都はコロナ後オーバーツーリズムと言われていますが、一般市民やここに住んでいる人たちが安心して快適に生活するにはどうしたら良いのでしょうか。
「中級の日本語」
AさんもSさんも先週土曜日に一条通りの百鬼夜行(ひゃっきやこう)を見に行きました。三つ目小僧(こぞう)や猫(ねこ)などがいてパレードはあっという間でした。Aさんは赤い酒、カンパリエを飲んで塀(へい)の上にのって、Sさんは一番前でみました。パレードは六時半からでしたが、3分だけでした。でも、行ったり来たり三回ぐらいしました。妖怪(ようかい)が30ぐらいいました。人でいっぱいでしたが、思ったよりすくなかったです。セキュリーテーの警察がパレードのために必要(ひつよう)でしたが、その費用(ひよう)をクラウドファンドであつめました。
Aさんは先週話していた銭湯(せんとう)にいって、Stop GAZA Genocide のサインがあるかがみの写真をとってジャパンタイムズにおくりました。タオルに下にカメラをかくして写真を撮りました。ちょっとスリリングでしたね。
Sさんはケータイのトラブルについて話してくれました。外国から日本に来ると最初住所がないので、転入届(てんにゅうとどけ)が出来ませんでした。ドコモのSIMカードを買いましたが、在留(ざいりゅう)カードの住所を書いて終わったとおもいました。でも、郵便で手紙が来て、8日までに連絡(れんらく)しないとキャンセルになると書いてありました。郵便(ゆうびん)を見たのは19日でした。ドコモには英語や中国語ができる人はいません。エディオンのドコモに行ったけれど、外国語ができる係(かかり)の人は休んでいたからだめで大変(たいへん)でした。来週また行かなくてはいけません。とても時間がかかります。
Aさんは滞在許可(たいがいきょか)の更新(こうしん)をしなくてはいけませんでした。入管(にゅうかん)のオフィスに行ったら、収入印紙(しゅうにゅういんし)を買わなくてはいけませんでした。これもとても時間がかかりました。
Aさんの本は一ヶ月で3000部(ぶ)売れました。筆者(ひっしゃ)はびっくりしています。出版社の人もとてもよろこんでいます。これから日本語訳や中国語訳が出てたくさん売れるといいですね。
Sさんは先週から毎日テストがあります。再来週(さらいしゅう)は大きいテストがあります。
Aさんのクラスに新しい木版画(もくはんが)の学生が来ました。中国人ですが、長くアメリカに住んでいました。アメリカの高校と大学に行きましたから英語がペラペラです。今、Sさんと同じ日本語学校で日本語を勉強しています。中国はシャンシー省から来ました。Sさんは10月には東京に行きます。東京で同じ日本語学校に行きたいです。授業料はちょっと高いですが、いろいろな国からの人がいます。これが好きなポイントです。他の学校では中国人がたくさんいて日本語を話しません。短期の人は少ないです。SさんはN4を受けるつもりですが、AさんはいつかN3を受けたいといっています。
Sさんは7月と8月だけ2ヶ月アルバイトをしようと思っています。でも、東京に行ったら、いっぱいアルバイトをしなくてはいけません。
オーストラリアは高い国です。ミニマムウエイジは2000−3000円ぐらい。だけど家賃(やちん)も高いです。一週間650ドルぐらいしましたが、コロナの後で750ドルになりました。私がシドニーに行った時、一部屋に30人というのを見ました。Aさんのバイロンベイの部屋は2階建てです。二階の一部屋(ひとへや)は1500ドルでかせます。一件(いっけん)で1ヶ月6000ドルぐらいもらえることになります。今はねこシッターをしてくれる人にただですんでもらっています。ねこはラッキーですね。