京都ではオミクロン感染者の数が急増しています。kokoka日本語クラスは来週から夏休みに入りますが、これ以上の感染拡大が起こらないように願うばかりです。
さて、今日も蒸し暑い一日。学習者が6人に対してボランティアが7人でした。いつものように韓国のKさんが来てくれました。今日選んだ記事は京都新聞の『「男社会」文学界に新潮流』という記事。「史上初芥川賞候補全て女性」と小見出しがついています。この記事を読みながら韓国語の漢字語と日本語の違いについても相互に学ぶことができました。
・芥川賞がはじまって以来、何が今年初めてだったと言っているか。
・芥川賞は今年で何回めか、また何年ぐらい続いているか。
・芥川賞と同時に発表される賞は何か?今年新しかったことは何か。
・これまでの傾向はどうだったか。
・今年の受賞で分かったことは何か?
・どのように現在に繋がってきたか。
・芥川賞というのはどんな賞か。
・これまでの受賞作家の傾向は?
・日本の男性中心的文学理論はどこから入ってきたか。
・大正時代以降、女性が日本の文学界に現れた経緯は?
・日本の文学界の流れで女性が果たした役割は?
・芥川賞の選考委員に女性が登場したのはいつか。
・女性による女性の文学賞について簡単に説明しなさい。
・今回この賞と関わりがあった受賞者は?
・この賞の影響は?
・今後の目標は?
今日使った言葉:史上、候補、有識者、潮流、私小説、仄めかす、奮闘、浮き彫り、先行、境地、開拓、登竜門、概念、勃興、相まる、基づく、差別性、就任、立ち上げる、官能、もがく
今日は日本の女性の社会的役割なども同時に話すことができました。なぜ自分の職業を「主婦」というのか、主婦の仕事は夫婦で役割分担してするもので「職業」ではないとKさんと意見が一致。また韓国では有識者に対して無識者という言葉がある、八方美人というのはなんでもできる人と良い意味で使われる、日本の「検討する」という言葉の使われ方など韓国語で使われる意味が違うと認識を新たにしました。
今日も楽しく、よく笑って学習できました。毎週、この時間が楽しみになってきました。