2018年9月27日木曜日

9/27

徐々に秋めいてきた京都。今日は参加者16名。中国、イラン、UK、アルゼンチン、ラオス、韓国、AU、イタリア、インドネシア、香港、フランス、ベトナム、タイからの学習者で、顔なじみになった数人と新しく来た人、久しぶりに現れた人がいる。ボランティア9名。トピックは身体の部位について。

何かの手違いからかなぜか私は6名の学習者とグループを組むことになった。香港のMさん、オーストラリアのTさん,中国のSさんとGさん、いつものベトナムのFさんとアルゼンチンのAさんだ。Aさんが先週はビザ取得のため大阪の大使館へ行ったと話し始めたことから領事館と大使館の違いを説明。いつものように各自自己紹介から始めてもらい、それに対する質問形式で話してもらう。私はあくまで発音、表現の訂正、言葉や表現のサポートをするという方法をとった。
Mさんは来月で日本滞在二年目になるそうだ。日本語学校に行っている。現在の趣味は陶芸で清水焼に興味があるそうだ。TさんはAIの技師。オーストラリアの会社に勤めていて、京都で活動。アボカドを取るロボットを作ったのだそうだ。ケータイでみんなにビデオを見せてくれた。ここから理系の人、文系の人という表現を練習。どちらかに偏るのではなく、科学と人文、両方の理解も大切だということを話す。SさんとGさんは京都造形芸術大学の大学院生。「試験に合格」して留学してきたのだとか。Sさんはアニメの「非人間」の「擬人化」をどう表現するかを勉強中。Gさんは近代建築に「伝統」を融合する事に関心があり、中国、日本の茶室空間を比較している。Fさんの日本での地位とベトナムでの専門職、Aさんの昔と今の考え方の違いも再び話してもらう。「農薬」使用は全く間違った方向ではないこと、「科学が全て優先されるのではなくモラルも考えなくてはいけない」ことなどを話す。カズオ・イシグロの「私を離さないで」のクローン人間のことや、近い将来細胞から肉を作り出せるようになること、超音波が中国の一人っ子政策のため性別鑑定に使われ、女の子の場合は中絶という現実についても話す。一人一人は沢山話せなかったけれど、トピックが多岐に亘り内容的には興味深いものになった。

2018年9月25日火曜日

9/20

先週の25名から今日は13名の参加者になる。お天気が悪く、雨のせいではないかと考えられる。殆どが初級と中級。韓国、中国、イラン、イタリア、アメリカ、ベトナム、イギリスから。トピックは簡単な動詞。私はベトナムのFさんと韓国のKさん。Kさんは韓国からの留学生で大学院でMBAを勉強すべく願書を出したところだという。二人とも1児の母。FさんにKさんをインタビューしてもらい、情報を聞き出してもらう。次にKさんがFさんに。殆ど私が介入する必要はなかった。相変わらず状態の「〜ている」の使い方が難しいようだ。Fさんのベトナムでの仕事の説明も「し」の発音もだいぶ上手になってきた。彼女は農夫の家を回り、稲の植え方や、害虫の駆除の仕方を教えていたらしい。母国では立派な技師であるにも関わらず、日本で鶏肉工場の実習生として働いている現状を考えると辛いものがある。しかも実習生は家族を連れて来られないためご主人と子どもを国に残してこなくてはならないというのは人道的にどうしたものだろうか。

9/13

なんと今日は25名もの学習者が参加。毎週人数の揺れが激しいのに驚かされる。中国、台湾、イラン、タイ、イギリス、ベトナム、ドイツ、イタリア、韓国、アルゼンチン、エクアドール、カナダ、インドネシア、ラオスと今までで一番の多国籍グループだ。以前参加していたアルゼンチンのAさん、ベトナムのFさんとMさん3人を担当する。Aさんが久しぶりだったので夏休みどうだったかを他二人に質問させる。Vーていく、来るの違いを復習。台風があったことからベトナムの季節についても話してもらう。南部と北部では天候にかなり差があるらしい。日本の移民政策が保守的であることから、積極的、消極的の言葉の使い方を練習。少子化についても話す。移民の受入と少子化を考えると日本の将来はロボットに頼らざるを得ないのではないかと冗談も言い合った。また、Mさんの生活が単調でつまらないということから、日本人と交わることの難しさ、深い関係になるところまで付き合えない事など話す。グループを作るときには日本語のレベルだけでなく興味の対象が同じであるかどうかや年齢層も考えなくてはいけないと思った。

9/6

夏休み明けの最初のクラス。何と20名の学習者が参加。イギリス、韓国、台湾、ベトナム、イラン、アメリカ、ラオス、中国、インド、フランス、スイスと多国籍。初級レベルの人が多い。トピックは家庭で見る布製品の違いと使い方。タオル、ハンカチ、ふきん、手拭いなど。人数が多いため私はベトナム人のFさん、Mさん、Maさんと台湾からのRさんと4人を担当する。ベトナムの3人を揃えたのは結果的に失敗だった。Rさんの自己紹介から4人で質問し合いながら情報を聞き出す方法をとった。ホワイトボードを使っていたので、残念ながら記録があまり残っていない。京都は台風の被害が大きかったことから、台風が来ていたとき、何をしていたか話してもらう。停電、風邪がビュービューふく、窓がガタガタいう、雨がザーザー降る、屋根が飛びそうだなどという表現と使い方を練習。Rさんは9月13日に帰国のため今日が最後だった。