今日で2020年のkokoka木曜日本語クラスが終わります。COVID-19は収(おさ)まる様子(ようす)なし。ワクチンの安全性(あんぜんせい)、政府(せいふ)のGo toキャンペーンの行く末(ゆくすえ)など課題(かだい)が多く残ってます。リーダーシップの力不足(ちからぶそく)が問われた1年でした。来年度は無事(ぶじ)日本語教室開けるのでしょうか。
今年最後の会話パートナーは中国から京大に留学しているYさん。経済学部(けいざいがくぶ)経営管理(けいえいかんり)の専攻(せんこう)だそうです。これまで日本語は独学(どくがく)。京大の試験はすべて日本語だったそうですが、中国語と日本語の距離(きょり)があまりなかったので簡単だと思ったそうです。ただ日本語能力試験には会話運営能力(うんえいのうりょく)を測(はか)る試験がなく、しかも日本人と接(せっ)することもあまりないので話すのは苦手(にがて)だとのことでした。kokokaに来る人の多くが日本人と接する機会がないと言います。何とか日本人の友達が作れて日本社会の一員(いちいん)になることができる方法はないものかと思います。今日は特に話したいこともないというので、彼の置かれている立場などについて 話してもらいました。
京大を選んだ理由は時期的(じきてき)な物があったようです。一橋(ひとつばし)、東大、京大と受験の時期がバラバラなのだそうです。京大受験の時期がちょうどよかったのと、評判(ひょうばん)がいいということで決めました。試験で縦(たて)書きが慣(な)れずに難しかったけれど、200人以上の受験生の中から40人ぐらいが合格、クラスでは外国人と日本人が一緒に勉強しています。ゼミに来ている外国人は日本語がとても流暢(りゅうちょう)でYさんは自信がないので静かに黙(だま)っていると言っていました。そのうちきっと積極的(せっきょくてき)に発言(はつげん)できるようになるでしょう。アメリカと中国についても話しました。日本人の多くはアメリカが設定(せってい)するルール、自由と民主主義を好(この)んでいます。ただその中でも人種差別(じんしゅさべつ)のような矛盾(むじゅん)もあり、過去にイギリスが力を失ったようにアメリカも一位じゃなくなったら急速(きゅうそく)に衰(おとろ)えるでしょう。中国でもアメリカや他の国に移民(いみん)した人が多く居るけれど、Yさんは将来その立場になっても中国のパスポートを諦(あきら)める、放棄ほうき)するつもりはない、中国人であることは自分のアイデンティティーだから、中国人であることにプライドを持っているからと言っていました。
ちょっと早いですが、今年kokoka話しに来た皆さんいいお年を!日本語を続けて頑張って下さい。
今日使った言葉:金融(きんゆう)、聴解(ちょうかい)、独学(どくがく)、会話能力(かいわのうりょく)、測る(はかる)、接する(せっする)、時期(じき)、期待通り(きたいどおり)、強制的(きょうせいてき)、積極的(せっきょくてき)、戸籍(こせき)、放棄する(ほうきする)、差別(さべつ)、設定する(せっていする)、具体的(ぐたいてき)、正義感(せいぎかん)、恐怖(きょうふ)、人種差別(じんしゅさべつ)、矛盾(むじゅん)、独裁(どくさい)、大国(たいこく)、衰える(おとろえる)、出生地主義(しゅっせいちしゅぎ)、血統主義(けっとうしゅぎ)、成人(せいじん)、扱う(あつかう)、 縦書き(たてがき)、横書き(よこがき)、出生率(しゅっせいりつ)、必修(ひっしゅう)、出願(しゅつがん)
気を付けましょう:
借りる vs 貸す 👦 が 👧 に 🚗 を かす
👧 が 👦 に 🚗 を かりる
もらう vs くれる 👧 が 👦 に 🚗 を かしてもらう
👦 が (私) 🚗 を かしてくれる
どちら合格してもうれしいです。(どちらは二つの大学)
--->(三つの大学なので) どこに合格しても良かったです。
子どもを 育てる VS 子どもが 育つ
アメリカが一位じゃなくなったら〜 ない+なる=>なくなる
なる=> 成人になる