2024年9月26日木曜日

9/26/24

やっと日中は30度前後、朝晩は20度ぐらいに下がってきました。今日はちょっと暖かめの秋晴れのいい一日です。1年間PNSに参加してくれたIさん最後の日。明日帰国します。

                上級の日本語

 今日はIさん、Cさん、Kさんと話しました。

 Cさんは先週、無事修士号を獲得。これまでお寺回りをしてきたメンバーに頼まれ、杭州のお寺の案内してきたそうです。楽しんでもらえているだろかと心配。日本語には曖昧表現が多いからなかなか気持ちがわからず気を使いました。現地に遅れたためホテルにチェックインできなかった人がいたため責任感を感じたそうです。参加者は八人、天台宗の天台山に連れて行きました。みんなに頼られているけど頼りになっていないのではないかと心配だったそうですが、こんな旅行に参加できてきっと皆さん幸せだったでしょう。

 Iさんは10日前からGroLivingに住んでいます。今日は初めて会う京大の博士課程の学生とランチ。今週はたくさんのところに行きました。ここのオーナーのMさん、Yさん、Nさんさんと一緒に嵐山へ。嵐山で美味しいピザを食べました。

 Kさんが四川省の九寨溝(きゅうさいこう)さいこうという所を紹介してくれました。千の湖があって、色々な色をしています。そこを見たら他の湖が見られないと言われているそうです。

 今日読んだ記事は京都新聞9月23日天眼から『スポーツ・アニメ立国』のゆくえです。

・大谷翔平はどんな人か。

・岸田文雄首相と何を比較しているか。

・パリオリンピックで日本の活躍をどのように言っているか。

・自他ともにとは?

1970年ごろから日本の経済・科学技術はどのように変わり、21世紀に入ってからはどのように変化したか、またはするか。 

・インバウンド、サービスとは?

・野球を取り上げ、日米間のサービス輸出・輸入をどのように説明しているか。

・大学教育低下の原因はなんだと言っているか。

・佐和教授が案じていることは何だと思うか。

中級の日本語 

 2週間前から参加しているLさんと熊野古道(くまのこどう)を旅していたためお休みだったAさん今日初めて会いました。お互いに自己紹介をしてもらいました。

 Lさんは京大の修士課程 (しゅうしかてい)の学生。中国河南省洛陽(ちゅうごく・かなんしょう・らくよう)の出身。伏見向島に住んでいて、ちょうど一年前に日本にきました。趣味はサッカーをすること。毎日、午前は会社へ行って、午後は大学にもどってじっけんをします。京大での勉強はとてもリラックスしています。教授にテーマをもらってそれを自分で考えて研究するというやり方です。

 Aさんは30年前に日本に2・3年いたことがあります。今回は来て2年目です。ローマで生まれて、イギリスでそだちました。でも、オーストラリアに長く住んでいました。なぜ日本に来ましたか→30年前に仕事をしていましたが、日本の文化がおもしろいと思いました。そして日本が第二のふるさとのように感ずるようになりました。仕事はイラストレーターで今は週に2日木版画の勉強をしています。

 この2週間、Aさんは熊野古道(くまのこどう)を歩きました。まず、バスで高野山(こうやさん)に行き、宿坊(しゅくぼう)で2泊(はく)。そこから1000メートルぐらいする山を四つこえ、ヘビ、くま、さる、しか、いのしし、マムシに出会いながら山道を18キロ歩きました。ほとんど人には会わなかったそうです。山ごえは4日間かかりました。19日に家に帰り、20日はせんたくをしたり休んだりして、21日からは新潟(にいがた)の八海山(はっかいさん)に修験道(しゅげんどう)のグループとのぼったそうです。

 Lさんも山登りが好きなので、たくさん日本の山について教えてもらいました。
 

2024年9月20日金曜日

9/19/24

 昨夜は中秋の名月、今日から彼岸の入りです。暑さ寒さも悲願までと言いますが、今日も猛暑。湿度も高く、秋の印象はあまりありません。

                上級の日本語

 今日も賑やかな日本語スペースでした。RさんとCさんはお休み。Iさんはこれから帰国までGroLivingの住人になります。Kさん、Jさん、Yさんと四人で話しました。Yさんが絞り染めを習い始め、伝統文化を守る人が少なくなっていることについて話し合いました。中国でも伝統劇、京劇を続ける人が減少しています。京劇の存続は国の役割ですが、地方の演劇黄梅は本場が安徽省だから存続は省の役割です。日本と同じく若い人はこのような伝統芸能に興味を持たないので続けることが難しいです。日本の伝統文化に関する技術なども後継者がいなくて問題なのと似ています。歌舞伎など世襲制の強い伝統芸能の話から戸籍についても話しました。中国の戸籍は2000年前に遡り、木簡のように竹の書いた物を繋いで記しました。日本の戸籍制度は中国から来ているのですね。

 今日は京都新聞18日の記事で『文化庁の国語世論調査「もふもふ」五割超が使用』 です。

・この調査をおこなったところは?調査結果で分かったことは?

・筋金入りとは?

・それぞれの慣用句で新しい意味と本来の意味の違いについて説明してみよう。

・新しい表現四つを使って文を作ってみよう。 

 中国語でキュンキュンの使い方と似ているのが「小鹿乱撞」。胸の中で小鹿がぶつかる音を現してしているそうです。毎日聞く強調を表現する「めっちゃ」ですが、その前は「超」が流行りました。2018年に台湾からスタートした若者言葉だとJさんが教えてくれました。英語ではI have butterflies in my stomachでしょうか。ちょうちょで表現するのと似ています。

 もう一つの記事は『夫婦別姓』に関してでした。中国は結婚したから姓が変わるという事はありません。イスラエルは女性が大抵夫の姓を使います。時々好きな名前に変える場合もあります。でも、中国もイスラエルも子供は夫の姓を使います。姓も名前も自由に好きな変えられたらいいねという話もしました。

 中級の日本語

先週から上級の日本語参加者が中級に残ってくれ、色々な話をしてくれます。時間になってもLさんが現れず、どうしたのかと思ったら寝坊。まずは今週何をしていたのか話してもらいました。 Lさんの専門は土木で業者の人も一緒に土の実験をずっとしていました。今していることは地震(じしん)の液状化(えきじょうか)がおこるときに地面(じめん)がどのようになるか

中空ねじりの実験(じっけん)です。毎年のように地震がおきる日本です。じしん被害(ひがい)の研究(けんきゅう)がすすむといいですね。

 Yさんが以前にセクハラをうけたことから自己防衛(じこぼうえい)のためにKarav maga・クラヴマガをならったそうです。それで、それについて話してくれました。「今でも戦火(せんか)の絶(た)えない紛争地帯(ふんそうちたい)をかかえるイスラエルで、軍(ぐん)、警察向け(けいさつ)に開発(かいはつ)された生き残(のこ)るための戦闘術(せんとうじゅつ)」で今は一般(いっぱん)の人たちも使えます。Lさんが「ちょっとおしえて」というのでデモンストレーションをしてもらいました。

2024年9月15日日曜日

9/12/24

  暦の上では残暑というのでしょうが、まだまだ人間にとっては夏の最中のようです。自然界でも秋の虫が鳴き始め萩もちらほら咲き始めています。

                    上級の日本語

 今日はIさんは帰国準備のため、Rさんは北海道旅行、Cさんはアパート探しのため欠席。Kさんと新しい参加者Jさん、以前の参加者Yさんが戻り、ゲストのKさんを交えて話しました。

 Jさんは中国福建省の出身で京都は2年半になります。京大の博士課程で防災について研究をしています。Yさんはコンピューターのソフトウエアエンジニア。仕事をしながら今回は日本の絞り染めを習います。

 今日読んだ記事は京都新聞9月10日の「語学磨き憧れの原書翻訳」という記事です。

・大杉さんがイタリア語に出会ったのはいつ、どこで、何がきっかけだったか。

・イタリア語を学習して「ヴェニスのユダヤ人」を翻訳しようと思ったのはどうしてか。

・ゲットーとは何か。起源は?

・どうしてゲットーに興味を持ったのか。

・「ゲットーの壁は浸透性のある壁だった」とはどういう意味か。

・ベネチアがユダヤ人を受け入れていたのはどうしてか。

・大杉さんと藤内教授の関係は?

・大杉さんの翻訳した本の魅力は何だと藤内教授は言っているか。また、共生はどうか。

・また、ナチスによるユダヤ人迫害やイスラエルのガザ侵攻について何と言っているか。 

この記事を読んで参加者の語学学習のきっかけについても話して貰ったり、ゲストKさんについて質問、最近Kさんが訪れた癩病患者の収容所のことも話して貰い、差別や分断について話が広がりました。

                    中級の日本語 

 今週と来週はAさんは熊野古道を歩いています。新しい参加者Lさん一人の予定が上級の参加者全員が残り、賑やかな日本語スペースになりました。

 Lさんは去年の10月から京大の土木科の修士課程で土の力学を専門に勉強しています。研究室は宇治キャンパスにあります。中国河南省洛陽の出身で京都のようにおてらがたくさんあります。中国の歴史上、首都になったところです。妹さんは12歳で、一人っ子政策が解除されてから生まれました。Kさんの弟は一人っ子政策がとられていたときに生まれましたが、両親が他の省に行って産んで帰ってきて罰金を払わなくてはいけませんでした。

 宗教は佛教を信じているわけではなく、ないそうです。今日出席している全員が宗教があありません。 日本人は生活の中の習慣としておひがん、おぼん、地蔵(じぞう)などがあり、お正月には神社に初詣(はつもうで)に行きます。日本人はうまれたときは神社、結婚はキリスト教の教会、死んだときはお寺と言うのは有名です。

 日本語スペースにくる参加者にとって日本人の友だちが出来ないと言うのが悩み(なやみ)です。なかなか同じ年代の日本人とは話し辛い、話すときに気を遣わなくてはいけない、何を話したら良いかわからないそうです。日本語スペースに来てくれる日本人の若者はいませんかね。

 

 

 


2024年9月7日土曜日

9/5/24

  9月に入ったというのに京都はまだ猛暑日が続いています。今日は9月という節目もあってIさんのさよならパーティをみんなでしました。初めて日本語スペースに来てもう1年たったのですね。そして、以前の参加者CさんとYさんももどってきて賑やかな午後を過ごしました。