2024年9月15日日曜日

9/12/24

  暦の上では残暑というのでしょうが、まだまだ人間にとっては夏の最中のようです。自然界でも秋の虫が鳴き始め萩もちらほら咲き始めています。

                    上級の日本語

 今日はIさんは帰国準備のため、Rさんは北海道旅行、Cさんはアパート探しのため欠席。Kさんと新しい参加者Jさん、以前の参加者Yさんが戻り、ゲストのKさんを交えて話しました。

 Jさんは中国福建省の出身で京都は2年半になります。京大の博士課程で防災について研究をしています。Yさんはコンピューターのソフトウエアエンジニア。仕事をしながら今回は日本の絞り染めを習います。

 今日読んだ記事は京都新聞9月10日の「語学磨き憧れの原書翻訳」という記事です。

・大杉さんがイタリア語に出会ったのはいつ、どこで、何がきっかけだったか。

・イタリア語を学習して「ヴェニスのユダヤ人」を翻訳しようと思ったのはどうしてか。

・ゲットーとは何か。起源は?

・どうしてゲットーに興味を持ったのか。

・「ゲットーの壁は浸透性のある壁だった」とはどういう意味か。

・ベネチアがユダヤ人を受け入れていたのはどうしてか。

・大杉さんと藤内教授の関係は?

・大杉さんの翻訳した本の魅力は何だと藤内教授は言っているか。また、共生はどうか。

・また、ナチスによるユダヤ人迫害やイスラエルのガザ侵攻について何と言っているか。 

この記事を読んで参加者の語学学習のきっかけについても話して貰ったり、ゲストKさんについて質問、最近Kさんが訪れた癩病患者の収容所のことも話して貰い、差別や分断について話が広がりました。

                    中級の日本語 

 今週と来週はAさんは熊野古道を歩いています。新しい参加者Lさん一人の予定が上級の参加者全員が残り、賑やかな日本語スペースになりました。

 Lさんは去年の10月から京大の土木科の修士課程で土の力学を専門に勉強しています。研究室は宇治キャンパスにあります。中国河南省洛陽の出身で京都のようにおてらがたくさんあります。中国の歴史上、首都になったところです。妹さんは12歳で、一人っ子政策が解除されてから生まれました。Kさんの弟は一人っ子政策がとられていたときに生まれましたが、両親が他の省に行って産んで帰ってきて罰金を払わなくてはいけませんでした。

 宗教は佛教を信じているわけではなく、ないそうです。今日出席している全員が宗教があありません。 日本人は生活の中の習慣としておひがん、おぼん、地蔵(じぞう)などがあり、お正月には神社に初詣(はつもうで)に行きます。日本人はうまれたときは神社、結婚はキリスト教の教会、死んだときはお寺と言うのは有名です。

 日本語スペースにくる参加者にとって日本人の友だちが出来ないと言うのが悩み(なやみ)です。なかなか同じ年代の日本人とは話し辛い、話すときに気を遣わなくてはいけない、何を話したら良いかわからないそうです。日本語スペースに来てくれる日本人の若者はいませんかね。

 

 

 


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