2025年4月4日金曜日

4/2/25

 今日は京都新聞本社の見学(けんがく)に行って来ました。文化部の案内係(あんないがかり)の方に簡単(かんたん)に京都新聞の歴史(れきし)を教えてもらいました。1879年に「京都商事はやぶれ」として始まり、「京都日出新聞」、そして現在の「京都新聞」に移(うつ)り変(か)わりました。昔は活字(かつじ)を選(えら)んで、鉛版(なまりばん)に並(なら)べ、現在はコンピューターから直接アルミ製の版(はん)を作り、印刷(いんさつ)しています。昭和58年まで鉛版をつかっていたそうです。その後、新聞が家に配達(はいたつ)されるまでどんな工程(こうてい)でどんな人たちが働いているかの説明を受けました。社内の各部(かくぶしょ)を案内してもらい、質問をしながら社内見学(けんがく)をしました。

Q: 記者は朝何時から仕事をしますか?   

     朝の市場(いちば)が始まる4時ごろから記者の取材(しゅざい)が始まります。普通(ふつう)10時からの8時間が仕事時間ですが、支局(しきょく)は動き出すのが早いので8時ごろ始めます。残業(ざんぎょう)もあります。

Q: 記者は自由に書ける記事がありますか。

 凡語(ぼんご)などのコラムやエッセーがあります。

Q: 記者は交代(こうたい)で勤務(きんむ)しますか。

 はい、土、日も休めませんから。毎日、一人は夜本社に宿泊(しゅくはく)しています。 呼び出し(よびだし)があったら家にいる人でも取材に出かけます。

Q: 新聞の休みがありますか。

 はい、一ヶ月に一回あります。日は決まっていませんが、その日はみんな休みます。

Q: 世界ニュースの取材はできますか。

 いいえ、外国に京都新聞の記者はいませんからできません。「共同通信社(きょうどうつうしんしゃ)」という世界ニュースを配信(はいしん)しているところから、買います。毎日3000以上のニュースが入ってきますからその中から選びます。時々、他の新聞にも同じ記事がのっていますね。APとか、ロイターとも連携(れんけい)しています。 

Q: AIは使っていますか。

 記者によっては使っている人がいます。でも、AIに記事を書かせるということはありません。

Q: 毎日のネタはどうやって得(え)ますか? 

 色々な団体(だんたい)のプレスリリースからとか、フリートークからとか、SNSがきっかけの場合(ばあい)もあります。

Q:見出しも記事もタテ書きやヨコ書きがあって難しいのですが、どうしてそんなレイアウトをしていますか。

 そうですね。ブロック記事もありますが、これは日本の新聞独特(どくとく)のデザインですね。記事を目で追(お)うときに流(なが)れるように読めるようになっています。そして、その記事の最後から次の記事につながるようなデザインです。特にシニアの方はこのデザインが、若者はブロック記事が好きなようです。

Q: 見出しもたて、よこのものがありますね。

 はい、見出しは強いタテ書きを使ったり、ヨコ書きを効果的(こうかてき)につかったりします。

Q: 記事は何時までに出しますか。

 前日の4時か5時までです。その夜12時ごろに印刷(いんさつ)を始め、夜の2時ごろには配達所に送られます。配達所から朝4時ごろに各家庭に配達されます。

Q: たくさんある写真の中からどうやって一枚(まい)をえらびますか。 

 きのう、京都サンガの試合(しあい)があったのですがずっと同点(どうてん)でした。かった瞬間(しゅんかん)をいちばんよくあらわす写真を選びました。

 *コンピューターの中にたくさんある写真の中からどのように新聞にのったかを実際(じっさい)にみせてもらいました。 また、カラー写真のいろは赤、青、黄色、黒のくみあわせです。これも実際見せてもらいましたが、マジックのようでした。

Q: ジュニアタイムズは私たちにとてもいいチャンスをくれます。ありがとうございます。

 ジュニアタイムズは10年ぐらい前から始まりました。小学校の高学年(こうがくねん)を対象(たいしょう)に作っています。

 お土産の京都新聞特別版(とくべつばん)にみんな大喜び(おおよろこび)でした。 




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